マルケトは8月5日、グロービス経営大学院がマルケトのマーケティングオートメーションツール「Marketo」を導入したと発表した。

グロービス経営大学院は「『創造と変革の志士』を輩出することで通じて、より良い社会に変えていく」というミッションを掲げ、次世代リーダーの人材育成に取り組んでいる。その一方で、増加する学生とのコミュニケーション、マーケティング施策の効果の可視化、デジタルマーケティングへの取り組みに課題を抱えていた。

同大学院では、課題解決のために2015年4月よりMarketoを導入し、受講検討者を対象としたマーケティング施策に活用。これにより、1年間でメール経由での学校説明会の申込者数が2倍に増加したほか、Facebook広告のCPA(Cost Per Acquisition)が50%に低減するなど成果を得られたという。また、ターゲティングが数分で実行可能になり、ターゲティングの精度も向上したとしている。

そのほか、リードライフサイクルの見える化やABテスト、メール開封/クリックなどの効果測定が簡単に行えるようになり、PDCAサイクルの効率化に貢献。東京校やオンラインMBAプログラムで効果的だった施策を名古屋・大阪などの他拠点でも展開することが可能になった。

今後は、受講検討者だけでなく、単科生や在校生を対象としたフォローアップの仕組み作り、卒業生向けのサービス拡充などにMarketoの活用を検討するとしている。