日本オラクルは7月20日、ヤマネホールディングス(以下、山根木材)が、オラクルの顧客管理・営業支援クラウド「Oracle Sales Cloud」およびソーシャル・メディア管理クラウド「Oracle Social Cloud」を採用したと発表した。

山根木材は、主に広島・福岡を拠点に展開する老舗住宅メーカー。グループ6社では、新築住宅の建築や住宅リフォーム、戸建住宅のメンテナンスなどのサービスを提供している。

これまで、各グループ会社で異なる顧客管理システムを利用していたため、グループ全体で顧客情報を共有できないことが課題となっていた。また、近年家を建てる世代はインターネットを活用して情報収集した上で展示場に足を運ぶなど購買行動が変化しており、対応を検討していたという。

今回、営業部員が外出先からモバイル端末を介して商談や活動情報の入力・確認などを容易にできる点を評価し、Oracle Sales Cloudの採用を決定。また、Oracle Social Cloudに関しては、ソーシャル・メディア上で投稿されている情報を収集する機能だけでなく、自社の投稿管理も可能な点を評価したとしている。

同社は、将来的にデジタルマーケティングの実施を計画しており、マーケティング業務向けクラウド・アプリケーション製品群「Oracle Marketing Cloud」の導入も視野に入れているという。