フューチャーアーキテクトは5月16日、金融機関向けクラウドサービス「SKYBANK」を4月から西京銀行(本店 : 山口県周南市)へ提供開始したことを明かした。

SKYBANKは、金融機関に特化したクラウドサービスで、営業支援サービス(法人CRM、個人CRM)、事務支援サービス(電子りん議、格付・自己査定、預り資産、償却引当)、経営管理サービス(収益管理、原価管理)、生産性分析サービス(ログ分析レポート、利活用コンサルティング)の4種類を含む。サービスはそれぞれ独立しており、個別に提供を受けられる。

西京銀行は、4月よりSKYBANKの営業支援サービスの提供を受け、今後、銀行業務全体の事務作業の効率化、リアルタイムな情報共有による営業力の強化などを目指す。また、高齢者向けサービスを強化したい方針で、「年金実績管理」や「高齢者訪問期日管理」など独自の機能をSKYBANKに追加させる。現状では営業支援サービスのみを利用するが、融資支援サービスも年内を目処に導入する方針だ。

営業支援サービスには、顧客情報や行動計画、予算、実績など営業活動に必要なすべての情報を一元管理する機能を搭載する。また、営業活動におけるPDCAサイクルの実現や各支店のオペレーションの統一化できるほか、戦略分野における独自機能の追加にも対応する。