IPA(情報処理推進機構)は3月10日、恵比寿アクトスクエアにて「未踏会議2016」を開催した。「未踏」とは、「突出したIT人材の発掘と育成」を目的にIPAが主催・実施している事業である。同事業では、公募のかたちで広く自由な発想のアイデアを募り、独創性やポテンシャルの高いものを採択。その実現に向けたプロジェクトを支援する。2008年度から特に若い人材の発掘・育成に重点化されており、採択されたアイデアには経済面の支援だけでなく、産学会の第一線で活躍するプロジェクト・マネジャー(PM)による直接指導が行われるのも特徴だ。2016年度の公募はすでに締め切られたが、数年前に比べて応募数は倍増しているという。

3月10日を”みとう”に絡めた「未踏会議」は、今年が2回目の開催となる。同会議では、IoT推進ラボセレクション受賞企業3社による特別講演のほか、未踏IT人材によるプレゼンテーションなどが実施された。ここでは、会議後半に行われた未踏OBらによるパネルディスカッションの模様をお届けしよう。

>> 未踏OBたちが今、頭を悩ませるのは?