本連載では、今まさに日本市場進出を目指しているスタートアップ企業たちを紹介している。今回は、製造業に特化したAIプラットフォームを提供するProfet AIだ。

モデル抽出まで1~2時間程度の手軽さが強み

Profet AI社は2018年に設立された、製造業向けAIプラットフォーム「Profet AI AutoML」を提供する企業だ。Profet AI は台湾企業のみならず、複数の日本企業の台湾現地工場でも導入されているほか、2022年には日本市場向けの販売も開始された。競合ひしめくAIプラットフォームの分野に打って出たProfet AIだが、その強みはどこにあるのだろうか。

Business Development Director のマーク・ウー(Marc Wu)氏は、1つ目の強みとして予測モデルを作成するハードルの低さを挙げる。Profet AIは、データをアップロードすると、プラットフォームにあらかじめセットされているアルゴリズムを用い、自動的に解析してモデルを作成する。結果は複数提示され、その中で最も良いモデルを抽出することが可能だ。モデル抽出までの時間はおおよそ1~2時間程度である。この手軽さは、Profet AIが製造業向けに特化していることで実現されていると同氏は話す。

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