SOLIDWORKSで作成した3次元データを設計だけで使用していませんか?また、CADだから設計業務ができれば機能は十分とお考えではありませんか?SOLIDWORKSで作成された3次元設計データを『設計』分野だけでしか使わないのでは、3次元の優位性を十分に使いこなせているとは言えません!! 2次元データとは異なり、3次元CADでは設計した製品形状をそのまま3次元で再現している為、製品の完成形状を視覚的にとらえることが可能です。従って、SOLIDWORKSで作成された3次元データを使用して、効果的なプレゼンテーションをすることができます。
3次元効果を活用したプレゼンテーション
製品のプレゼンテーションを行う際に、画像・文字情報だけを用いたパワーポイント資料では、製品の詳細な内容をアピールするのは非常に困難になります。
しかし、3次元データをプレゼンテーションで活用することで資料だけではわかりづらい、製品の全体像や細部形状を直感的に伝えることが可能です。立体で表現され、見たままの形状が製品の実形状を表している3次元データは、製品紹介を行うプレゼンテーション等において、大きな効果を発揮します。
【プレゼンテーションで3次元データを用いるメリット】
- 実データを表示することで詳細な設計形状の把握が可能
- 営業担当や設計に従事しない人間でも容易に形状を認識
- 視覚的な情報によりプレゼン理解度向上
3次元データ活用の為のツール
3次元CAD導入時の問題点
3次元で作成された設計データの利用価値が高いのは確かですが、会議で形状確認を行う為や、営業先で形状を紹介する為だけに高価なCADライセンスが必要となるCADシステムを使用するのは現実的ではありません。
- 設計データを見れば形状は解るが、設計以外で使用する余裕がない
- 設計を行う部署ではないのでCADが使用できる程の高いスペックのマシンを用意できない
- 形状を確認したいだけで、新しいツールの使い方を覚えるのが手間 など
SOLIDWORKSで問題解決
SOLIDWORKSなら設計データを流用し、会議やプレゼンテーションでCADデータを見るための様々なツールが使用可能です。
SOLIDWORKS eDrawings
CADの無い環境でもデータ閲覧が行えるSOLIDWORKSの無償ビューワー。
SOLIDWORKS各種アニメーション機能
設計モデルを使用したアニメーション作成機能。
3DVIA Composer
CADデータを基にした文書用画像ファイル、アニメーションの作成ツール。Playerにより誰でも3次元データ閲覧可能。
PhotoView360
SOLIDWORKS標準のリアルレンダリングツール。
3次元データ活用ツール詳細
SOLIDWORKS eDrawings
- SOLIDWORKSデータをそのまま開き、CADと同じように閲覧可能な無償Viewerツール
- SOLIDWORKSデータさえあればそのまま3次元形状を確認することが可能
- ノートPC等にもインストールし、使用することが可能
- eDrawingsファイルをMicrosoft Office ドキュメントに埋め込み、Officeドキュメント上でeDrawings操作が可能
SOLIDWORKSのアニメーション機能
- SOLIDWORKS機能として搭載されているアニメーション機能により動画ファイルを作成
- 機構解析等の結果やアセンブリの分解、モデルの回転状態等にアニメーション(AVI)を作成
- SOLIDWORKS機能により出力した動画データを用いることでより具体的に製品イメージを伝えるプレゼンテーションが可能
モデルの形状が解っていても実際にどのように動くのかイメージ出来ない場合でもSOLIDWORKSのアニメーション機能を使えば、3次元データの「誰が見ても理解できる」優位性を生かした幅広い範囲で設計データ活用が可能です。
SOLIDWORKSのウォークスルー機能
- SOLIDWORKSデータ上を動くカメラ視点で製品構造を確認する動画作成
- 大規模アセンブリ等、実際に製品設置時にどのように見えるかを動画作成しながら確認可能
3DVIA Composer
- SOLIDWORKSデータをそのまま取り込み可能なオーサリングツール
- 構成部品の移動や回転等で表示を編集し表示状態を作成。画像として出力可能
- 無償提供されている3DVIA Playerにて作成データを閲覧可能
- (.smg)形式にて3次元形状、作成した表示状態を保存し、ドキュメントファイルへ埋め込み可能
PhotoView360
- SOLIDWORKS上で定義された外観、材料の質感を写実的に再現するリアルレンダリングツール
- 質感を含めた製品の完成像を忠実に再現することで実製品をイメージし易い
- 製品ドキュメントへイメージ画像を流用する等の活用が可能
SOLIDWORKS機能を活用した効果的なデータ流用
SOLIDWORKSでは設計はもちろん、製品に関するプレゼンテーションを始め、他の業務へ3次元データを活用する為の様々な機能が搭載されております。3次元作成されたCADデータを設計情報としてだけでなく、視覚的な情報として扱うことで、2次元図面や画像データ以上に直感的に製品を伝えることが可能になります。
SOLIDWORKSなら、各種機能を用いることで設計データの他業務流用を容易にし、企業における設計データの付加価値をより高めたデータ活用が可能です。
(本稿はCAD Japan.comより提供を受けた記事を編集したものです。)