宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月3日、内之浦宇宙空間観測所において、SS-520ロケット5号機の打ち上げを実施した。JAXAによれば、打ち上げは成功。搭載した超小型衛星「TRICOM-1R」を周回軌道に投入したことが確認できたという。本記事ではまず、打ち上げ時の模様についてお伝えしたい。
この日は快晴。時折、強い風が吹くことはあったが、SS-520ロケット5号機は予定通り、14時03分に飛び立った。雲に隠れることもなく、第1段モーターが燃焼を終えるまで、30秒ほど飛行を見ることができた。
今回も、内之浦宇宙空間観測所内に無人カメラを設置することができたので、撮影した画像を添付しておく。全長10mの超小型ロケットとは言え、距離が近いので、迫力が伝わってくる。
打ち上げがちょうど土曜になったため、宮原ロケット見学場には、大勢の見学者が訪れていた。「世界最小クラスの衛星打ち上げロケット」として、5号機はメディアでも幅広く紹介されており、注目していた人が多かったようだ。2回目の挑戦でついに実現し、現地で見守った人には良い記念になったのではないだろうか。
なお記者会見の内容については、追って掲載する。