SOLIDWORKSでは、企業やグループの使用に合わせた設定やユーザの使いやすさを向上させるためのカスタマイズ可能な機能が多数搭載されています。カスタマイズすることにより、効果的に作業効率や操作性を向上させることができます。
<カスタマイズ機能>
- オプションによりシステム設定を定義し、ウイザード機能でコピー、流用
- CommandManagerの配置位置、コマンドボタンやマウスジェスチャーの構成など、使用しやすい配置・構成に変更
- プロパティ設定や図面のシートフォーマット等を自社ルールや任意の規格・サイズに合わせて作成し、テンプレートとして使用
- モデルの形状・用途に合わせた表示方向の作成や更新
- 穴ウイザード・アノテートアイテム作成時に設定内容をお気に入りとして登録し、瞬時に呼び出し
- 設定ファイルの編集により穴寸法テキストをカスタマイズ
- プロパティタブビルダーによりプロパティ入力方法・内容を統一したUIの作成
- Configuration Publisherでコンフィギュレーション作成作業をサポート
オプションの設定と設定内容のコピー・流用
システムオプションの設定では、各項目ごとに機能ON/OFF設定や画面表示の色設定、パフォーマンスに関する設定やツリー表示の設定などを行うことが可能です。システムオプションの各項目を設定することで、SOLIDWORKSを使用する上での操作性や表示、パフォーマンス等各種システム上の設定を定義することができます。システムオプションの設定内容は、SOLIDWORKSのツール「設定コピーウイザード」により、その内容をコピーすることができます。
コピーした設定内容を異なるマシン環境で実行するだけで、SOLIDWORKS環境をコピーして適用することができます。
オプションの設定と設定内容のコピー・流用
ドキュメントプロパティでは、作成するファイル上の規格・色・単位・フォントなど、細かな設定を行うことができます。また、SOLIDWORKS ファイルの属性情報として、ユーザ定義のファイルプロパティ項目を任意に登録しておくことが可能です。図面ファイルではドキュメントの設定やファイルプロパティのほか、シートのサイズや図面上に表示される図面枠のカスタマイズが可能です。
各種設定を行ったファイルをテンプレートして保存することで、意図する設定内容の新規フィルを作成することができます。
Configuration Publisherによるサイズ指定のサポート
Configuration Publisherにより構成部品に対してアセンブリ挿入時に部品の条件指定を行うインターフェースを作成できます。
Configuration Publisherで設定されたファイルをアセンブリに挿入すれば、定義したUIでサイズを指定するだけで任意のコンフィギュレーションを構築できます。
プロパティタブビルダーによる入力UIカスタマイズ
ファイルプロパティの入力項目を「プロパティタブビルダー」で作成し、各ファイルごとにタスクパネルから入力できるように設定することができます。
(本稿はCAD Japan.comより提供を受けた記事を編集したものです。)