前回までのあらすじ

駆け出しクリエイターの「のでこ」は、オリジナル商品のモックを作るために3D CADソフト、"Solid Edge"に初挑戦。

45日間フリートライアルのソフトをインストール完了し、いよいよチュートリアルにチャレンジします。果たしてソフトを使いこなしオリジナルデザインを形にすることができるのでしょうか??

自宅のPCに"Solid Edge"のインストールを完了した私。この3D CADソフトを使って「ネコリョーシカ」というネコ型のマトリョーシカをデザインするのが目標なのです。

"Solid Edge"は初心者にも使い易いソフトという評判は耳にしたものの、本格的なCADを触るのは今回が初めて。基本の操作をチュートリアルを進めながら勉強していく事にしました。

シーメンスPLMソフトウェアの3D CADソフト"Solid Edge"の特徴は、従来の3D CADソフトウェアに比べてインタフェースがグッと分かりやすく、また学習システムが充実している点。3D CADを初めて使う方でも、チュートリアルを見ながら作業を進めることでスキルを身に付ける事ができるようになっているそう。

ソフトを起動しチュートリアルを開くと、チュートリアルメニューが出てきます。

3D CADで行う3つの主な作業である、

  1. パーツモデリング(3次元グラフィックにおいて物体の形状を作る事)
  2. アセンブリ(作ったパーツを組み合わせる事)
  3. ドラフト(3次元データから投影した2次元の図面を起こす事)

を初級の内容からスタートし徐々に中級へとレベルアップしていける構成になっているようです。

最も基本的な操作を紹介している、初級者向けのチュートリアルから挑戦してみることにしました。

慣れない専門用語にやや戸惑ったものの、実際に画面に線を引いてみると、思ったよりも感覚的に操作ができることに驚きました。まずは土台となる2次元の平面図をスケッチし、「突き出しハンドル」というコマンドでドラッグするとその平面が立体に変化します。最初に描く形が長方形なら直方体に、円なら円柱に、簡単に立体化する事ができます。

まずはXYZ軸の矢印を用い面の向きを決定し、平面図をスケッチ。

その後、「突出しハンドル」を使うと…。

簡単に立体化を行う事ができる。

3Dになったパーツは、画面上で自由なアングルから確認が可能。アングルの変更やズームイン・アウトもマウス操作で感覚的に出来るので、基本的な作業には意外にすぐ慣れる事ができました。

パーツに穴を開けたり、また角に丸みを付けたりといった作業もそれぞれコマンドが用意されており画面上をクリックするだけですぐに形に落とし込む事ができます。

穴を空けたい、丸み付けを行いたい、といった時には。

それぞれの作業コマンドを選択する事で…。

直感的に、適用したい場所へ落とし込むことができます。

工業製品や機械の精密部品のデザインに使われるだけあり、そういったデザインをスムーズに行う為のコマンドが数多く用意されているようです。私が足を踏み入れた3D CADの世界、かなり奥が深そう…。

"Solid Edge"の様々な機能に驚きつつ、まずは初級編のチュートリアルを1つ作り終える事ができました!勢いに乗って次のチュートリアルに取掛かろうとした時、マイナビニュースの編集担当さんよりお電話が。

Mac上に仮想環境のWindowsを立ち上げて作業していた私ですが、幸運なことに、編集部の倉庫に余っていたパーツで組み立てたWindowsのPCを3D CADの作業用に貸して頂ける事になったのでした。お言葉に甘えて、PCをゲット! これで、推奨環境で作業が出来る様に!!

環境もバッチリ整い、後は自分の頑張り次第。意欲に燃える私は、その日夜遅くまでチュートリアルに励んだのでした。

さて次回からはいよいよネコリョーシカの本体作成の様子をお届け致します! お楽しみに。

協力:Solid Edge(シーメンスPLMソフトウェア)

Solid Edgeは、ゼロからスタートする設計にも、既存のものを改善する設計変更にも迅速に対応できる、3D CADソフトウェアです。

45日間無償評価版のダウンロードは、コチラから。

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