2018年2月28日~3月2日にかけて東京ビッグサイトにて開催されている、新エネルギーに関するさまざまな製品や技術などを扱う展示会「スマートエネルギーWeek 2018」においてパナソニックは複数のブースに分かれ、新製品となる太陽電池モジュール各種や業務用純水素型燃料電池の展示などを行っている。

「第8回 国際スマートグリッドEXPO」の同社ブースにて展示されている2018年5月に受注を開始する予定の太陽電池モジュール「HIT」の「大型タイプ 325A」は、耐荷重性能を向上させたタイプ。風圧荷重ならびに積雪荷重は従来品の倍以上となる最大5400Paを実現しつつ、公称最大出力325W、モジュール変換効率19.4%を達成している。また、2018年4月受注開始予定の「防眩タイプ 232AG」は、反射光対策が必要な案件などに対応することを目的に開発されたもので、ガラス表面を凹凸構造とすることで、太陽光の反射光を拡散・低減させることで、眩しさを抑制することを可能にしたという。

●2個並びキャプション1個(つながり)

  • 耐荷重性能を向上させたパナソニックの太陽電池モジュール
  • 反射光対策が必要な案件などに対応することを目的に開発されたパナソニックの太陽電池モジュール
  • 耐荷重性能を向上させた太陽電池モジュール(左)と反射光対策が必要な案件などに対応することを目的に開発された太陽電池モジュール(右)

  • パナソニックのパワーコンディショナ
  • パナソニックのパワーコンディショナ
  • パナソニックのパワーコンディショナ
  • パナソニックの太陽光モニタ
  • 各種新型パワーコンディショナや太陽光モニタなどもデモ展示されている

また、2018年3月の受注開始予定である屋外用集中型パワーコンディショナ(パワコン)(接続箱一体型)は、部品削減により、施工性を向上しつつ、新JET認証規格に対応したほか、新型構造設計の採用により、耐衝撃性の向上も実現したとする。

このほか、「第14回 国際水素・燃料電池展」では、業務用純水素型燃料電池などが展示されている。同社では、現在、家庭用と業務用の両面にて純水素燃料電池の開発を進めており、これらは複数台を連結させることで、用途に併せてスケーラブルにシステムを構成することができるようになるという。

  • パナソニックの業務用純水素型燃料電池

    参考出品されたパナソニックの業務用純水素型燃料電池