起業しようとしている方はできれば、長く続けたいと思っているでしょう。少し怖い話をしますが、起業は片道切符のことが多く、起業をした後、サラリーマンに戻って続けられる人は少ないです。起業してすぐに廃業すれば、戻りやすいかもしれないですが、一度起業してしまうと、変な気負いがでたりサラリーマンの職場環境になじめなくなったりして、結局、職を転々としたり、アルバイトになってしまったり、消息が分からなくなったりすることが多いです。
皆さんの周りにも起業した後、連絡がつかなくなった人がいるのではないでしょうか。人生100年時代と言われ、中高年にとって起業は重要な選択肢になってきています。年金が当てにならない現在、健康寿命ぎりぎりまでは働かなければならなくなっています。
しかし、現在勤めている企業で健康寿命ぎりぎりまで働ける人は限りなく少ないはずです。それゆえに起業する人は1回、2回でもあきらめず、何とか軌道に乗せることが重要だと考えています。
優秀な人も運動をしないと頭がさびついてくる
40代を超えて、50代になると多くの方が健康について気にし始めて、さまざまな運動を始めます。どんなに優秀な方でも運動をしなければ、パフォーマンスは落ちていくと考えています。このことは各所で報じられていますし、一般常識としても定着してきています。
結局、運動をしなければ、血行が悪くなり、頭が働くなるので、パフォーマンスは落ちますよね。さらには生活習慣病になったり、どこかしら体がおかしくなったりします。事実、中高年が集まると健康の話になることが多いです。それくらい、健康は多くの人が気にしていることですし、大半の方が40代50代で体のどこかに不調を感じているようです。
一方、運動が効率的でなかったり、やたらきつかったり、忙しかったりで、なかなか続かなかったり、十分できなかったりする人が多いでしょう。そこで、筆者は起業家にとって、以下のような運動が重要だと考えます。
- キツすぎず、好きな運動であること(好きな運動は続けやすいですよね)
- 時短で効率的な運動であること(丸一日かかるような長時間の運動より、1時間で高いカロリー消費量のある運動が効率的で、続けやすいです)
- 習慣化しやすい運動であること(日常生活のサイクルの中で実施しやすい運動が続けやすいです)
キツすぎず、時短で効率的で習慣化しやすい運動とは?
キツすぎず、好きな運動で、時短で効率的で習慣化しやすい運動は、人によって、それぞれだと思います。
今回、フォーカスしたいのはMETs値です。METs値(メッツ値)は運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したものです。
例えば、体重60㎏の人が1時間消費した場合、ウォーキング(時速3.5㎞)でMETs値2.8、消費カロリー176kcalになります。ランニング(時速8㎞)でMETs値8.3、消費カロリー522kcalになります。ロードバイク(20km/h)でMETs値8.0、消費カロリー504kcalになります。私は75㎏なので、ロードバイク(20km/h)を走ると、1時間で756kcalの消費になります。
756kcalの消費ってすごくないですか?筆者にとって、ランニング時速8㎞ペースを1時間で走ることはしんどいですが、ロードバイクであれば、時速20㎞はだれでも簡単に出る速度で、1時間走るのは簡単だと思います。
ちなみに厚生労働省が、WebサイトでMETs値一覧表を公開しているので、興味がある方はご覧ください。
筆者の場合、週2回ロードバイクで走っていますが、1回当たりの消費エネルギーは約800kcalなので、1週間で1600cakほど消費しています。忙しい場合、どの運動でもいいですが、METs値8程度の運動を1回1時間週2回行うのは、効率的で続けやすいような気がしています。
ちなみに毎週1600kcal消費すると、1カ月に6400kcal消費する計算になるなので、1カ月で800g分の脂肪が落ちる計算になります。一気に落とすとリバウンドもありますし、筆者の年齢で月2、3㎏も落とすと体を壊しそうです。
人によっては水泳で1時間のほうが楽だし楽しいという人やランニング8㎞ペースが好き!という方もいると思うのです。それでいいと思うのです。重要なのは、カロリー消費効率が良くて、続けやすい運動だと思います。
ちなみに私がロードバイクを再開して1年間の体組成計の結果は以下になりました。なかなか良いペースですよね。あまり体重を落とすのもよくないので、最近はロードバイク用のプロテインを飲んで筋肉を増やしています。