画像ファイルの配置と管理

多くの画像フォーマットを扱うことができるようになり、利便性が大幅にアップした今回の「QuarkXPress」。プロファイルの管理やRGBワークフローにも対応している。印刷用途で便利なのが、リアルタイムで画像の解像度を表示する機能だ。配置した画像をレイアウトしながら、必要解像度に足りているかどうか確認することができる。画像の編集時には、アイテムボックスの外側に薄いプレビューを表示する機能もあり、画像をより直感的かつ容易に扱えるようになっている。

画像の拡大・縮小は、解像度を確認しながら行うとよい。画像ボックスの周囲にプレビューが薄く表示されるので、トリミングも直感的に行うことができる

これで印刷用の解像度を保つことができた。デザインと解像度とを同時に確認することできる便利な機能だ

レイヤーで差し替え画像を用意する

「Photoshop」のネイティブファイルを配置し、レイヤーをQuarkXPress上で管理することができるようになった。この機能を利用して画像の差し替えをしてみよう。まずはPhotoshopで、複数のレイヤーに差し替え用の画像を配置しておく。この状態でQuarkXPressに配置すると「PDS Import」パレットの「レイヤー」にレイヤー情報が表示され、Photoshopと同じように編集することができる。表示・非表示を切り替えて画像の差し替えが簡単にできるだけでなく、レイヤーの描画モードや透明度までコントロールすることができる

Photoshopのレイヤーを「PSD Import」パレットで管理することができる。画像の差し替えもレイヤーの表示を切り替えるだけで行える。レイヤーマスクや調整レイヤーといったレイヤーも扱える

※本稿では開発途中のQuarkXPress 8日本語版を使用しています。発売時には仕様変更されている可能性がありますのでご了承ください。