2018年2月14日~16日にかけて東京ビッグサイトにて開催されているナノテクノロジーの展示会「nano tech 2018 第17回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」においてファナックは、超精密マシニング系ナノ加工機「FANUC ROBONANO α-NMiA」の紹介を行っている。
ROBONANO α-NMiAは、A4サイズの加工を実現しつつ、高剛性油軸受と0.1nm指令により精度と効率を向上させたもの。高い加工性能、稼働率が特徴で、従来は1nmであった分解能を、0.1nmへと向上させたことで、みがきに匹敵する表面加工を実現している。主にハイテク機器部品で求められる高精度加工のニーズや、みがきが許されない加工ニーズなどへの対応を可能としたものとなっている。
また、操作性が向上したことも特徴だ。1つの操作パネルで、段取り時に必要な周辺機器の操作や、観察が可能となっている。
なお同社ブースでは、加工された見本(スマートフォンカバーや小型精密レンズ、自動車のヘッドアップディスプレイ金型など)が複数展示されており、その表面加工の精度を見ることができる。