ここのところ通信づいている……わけではないが、前回のWindows Phoneに続いて、今回のお題はMicrosoft Online Servicesだ。念のために書いておくと、Windows Liveではない。TechNetではTechCenter、MSDNではデベロッパーセンターが用意されている。

Microsoft Online Services TechCenter
http://technet.microsoft.com/ja-jp/msonline/default.aspx

Microsoft Online Services 開発者向け情報
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ms.online.aspx

Microsoft Online Servicesパートナーポータル
https://partner.microsoft.com/online

Microsoft Online Services製品情報ホーム | BPOS
http://www.microsoft.com/japan/online/default.mspx

Microsoft Online Services
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc745934.aspx

いったい何者かと思ったら、実はSharePointとExchangeのオンライン版だったというわけだ。まずはTechNetでサービスの概要や利用可能な機能について把握したうえで、デベロッパーセンターで開発者向けの情報を探すというアプローチになるだろうか。

対象製品が2種類あるため、提供する情報もそれに合わせて分離してある。すなわち、「SharePoint Online」に対応したものと、「Exchange Online」に対応したものだ。

Microsoft Online Servicesのデベロッパーセンター。SharePointとExchangeを対象としている

こちらはMicrosoft Online Servicesのユーザー向けWebサイト。製品の概要を把握したければ、まずはこちらからアクセスするほうがよいかもしれない

まずはSharePoint Onlineから

いつものように、最初は「初めて開発に取り組む人のための」コンテンツから見ていくとよいだろう。SharePoint Onlineの場合、「開発者ガイド」がある。さらに、機能を拡張する作業に関連する情報も、TechNetとMSDNの両方に用意されている。SharePoint Onlineの拡張ではSharePoint Designerを使う方法とSilverlightを使う方法がある。また、SharePointではWebパーツという仕組みがあるので、それについての情報もある。

SharePoint Online Standard開発者ガイド
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=d007f35e-375c-4b11-bc40-bc9082bb224a&displaylang=ja

SharePoint Designerを利用した拡張
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee873207.aspx

Silverlightを使った拡張
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee873210.aspx

Webサービスの紹介
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms458094.aspx

データビューWebパーツ
http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointdesigner/CH100667641041.aspx

例えば、SharePoint Onlineのサイトをカスタマイズして拡張するための情報がまとめられている

一方、実際に何かを開発するのであれば開発ツールが必要であり、ダウンロードサイトへのリンクが用意されている。SharePoint Designerに加えて、Visual Studio 2008 Express、Silverlight、Expressionなどが対象になる。ただしExpressionは評価版のダウンロードとなる。

開発ツールのダウンロード Microsoft SharePoint Designer 2007
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=baa3ad86-bfc1-4bd4-9812-d9e710d44f42

Microsoft Visual Studio 2008 Express Edition SP1
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f3fbb04e-92c2-4701-b4ba-92e26e408569&DisplayLang=ja

Visual Studio 2008 SP1用MicrosoftR Silverlight 3 Tools
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=9442B0F2-7465-417A-88F3-5E7B5409E9DD&displaylang=ja

Microsoft Expression 3評価版
http://www.microsoft.com/japan/products/expression/try-it/default.aspx

Exchange Onlineの使い勝手は?

Exchange Onlineも基本的な考え方は同じだ。開発者ガイドや製品情報、リファレンス、技術情報などを提供している。ただし、こちらは英語版の情報が多いので、SharePoint Onlineと比べると敷居が高く感じられるかもしれない。おいおい、ローカライズされることを期待しよう。

Exchange Online Standard開発者ガイド
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0ffa787d-79cd-43fd-b528-b47d45c7ea0d&displaylang=ja

Exchange Webサービスとは? (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc500286.aspx

Exchange Webサービスの紹介 (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb408417(EXCHG.80).aspx

Exchange Server 2007 Webサービス リファレンス (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa566050(EXCHG.80).aspx

Exchange Webサービス開発の概要 (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc535017(EXCHG.80).aspx

Exchange Webサービスのアーキテクチャ (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa579369(EXCHG.80).aspx

EWS Managed APIリファレンス (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd635461(EXCHG.80).aspx

自動検出サービスのアーキテクチャ (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb204047(EXCHG.80).aspx

Exchange自動検出サービスリファレンス (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa581522.aspx

自動検出サービスのためにExchangeサービスを構成する方法
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb201695.aspx

Exhchange Webサービスについては英語の情報が多い。これはアーキテクチャについて説明しているコンテンツ

その他のMicrosoft Online Services関連情報としては、PowerShellコマンドレットのリファレンスと、JScript(JavaScriptと同じようなものと考えればよい)のリファレンスがある。特に後者は、Web開発に関わっていれば、Microsoft Online Services以外の場面でも有用かもしれない。

Microsoft Online Services PowerShellコマンドレットリファレンス
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc742577.aspx

JScriptリファレンス
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc409859.aspx