前々回に、Tech Fieldersに関連して「Tech Fieldersセミナー」について取り上げた。また、それより前の回においても、「Microsoft Learning」(第7回)、「MSDNスキルアップセンター」(第11回)、「MSDNビデオライブラリ」(第15回)といったものについて取り上げてきている。
実のところ、MSDNも含めてマイクロソフトが提供している学習用のリソースは種類も数も半端ではなく多いので、探すのが大変だ。ということで今回は、学習用リソースと位置付けられるイベントなどを検索する話について。
セミナー・イベント・Webcastなどの検索
そもそも、その学習用のリソースとしてどんなものがあるのか、という話になるのだが、オンラインで提供しているものとオフラインで提供しているものを合わせると、パッと並べただけでもこんな具合になる。
- サンプルを題材とするWebコンテンツ(Code Recipe、コードで学ぶ連載シリーズ、今週のHow Toなど)
- 特定の技術分野を題材とするWebコンテンツ(MSDNマガジン、Webcast、MSDNビデオライブラリ、各種コラムなど)
- リファレンス的なWebコンテンツ(MSDNライブラリ)
- 資格試験関連情報のWebコンテンツ(Microsoft Learning)
- 各種セミナー(Microsoft University、Tech Fieldersセミナー)
しかも、これらがさまざまなコンテンツから入り乱れるようにリンクされているので、検索機能の助けを借りないと迷子になってしまいかねない。そこで、イベント検索機能が登場するわけだ。
ちなみに、検索結果の見出し行で[並べ替え][日付]以下にある左右の矢印は、表示するページを切り替えるためのもの。ページ番号を示したドロップダウンリストボックスで切り替えることもできるが、隣のページに移動するなら左右の矢印を使う方が楽だろう。また、先頭・末尾のページに一気にジャンプすることもできる。
ここでは、「すべてのイベントおよびWebcast」に加えて、「コンファレンス/セミナー」「Webcast」「Live Meeting」「バーチャルラボ」「Podcast」「Virtual Launch Experience」といった具合に、対象となるイベントのタイプを限定した検索も可能になっている。だから「動画で見たいのに、バーチャルラボの情報を出されても困る」なんていう事態は回避しやすい。
その選択を行う手段は、以下のようにいろいろある。
- 最上部の検索ボックス横にあるリストボックスで選ぶ
- 検索結果一覧の右側にある[イベントタイプ別の検索]以下で目的のアイテムをクリックする
- 最上部の検索ボックス左側にある[イベント]をマウスでポイントするとポップアップする項目一覧で、目的の項目をクリックする
- 最上部の検索ボックス横にある[詳細]をクリックして、詳細検索画面のチェックボックスで指定する
イベントタイプ、イベントの対象、製品群については、[イベント]をマウスでポイントするとポップアップする項目一覧でクリックする方法を使える。ただし、一度にクリックできるのはひとつだけなので、同時に複数の条件を指定するなら詳細検索画面が必要になる。
また、詳細検索画面では開催地・日付・対象者・言語など、細かい検索条件の指定が可能だ。この画面では同時に複数のチェックボックスをオンにできるので、複数のイベントタイプについてまとめて検索する際に重宝する。タイトルに「Microsoft World Wide Events」とあるぐらいだから、日本に限定せず、海外でのイベントも(登録されている範囲内で)検索できるわけだ。
なお、イベントとWebcastについて別途、一覧の用意がある。
イベント&Webcast
http://www.microsoft.com/japan/events/default.mspx
ホットな話題は「今、エンジニアがおさえておきたい~」で
このほか、「今、エンジニアがおさえておきたいラーニング リソース」も注目だ。タイトルに「今」と付くぐらいだから、最新のホットなネタについて知りたいという場面で役に立つだろう。
ここでは、「クラウド」「仮想化」「サーバ プラットフォーム」「データ管理&データ アクセス」「プロダクティビティ プラットフォーム(早い話がOfficeとSharePointのこと)」「開発ツール&フレームワーク」「クライアント プラットフォーム(早い話がWindowsのこと)」「モバイル」の各分野について、開発者向けとITプロフェッショナル向けの最新情報にリンクしている。
今、エンジニアがおさえておきたいラーニング リソース
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/events/ff754294
このコンテンツ、「MSDN ビデオ ライブラリ > ホーム」以下にあるが、動画だけというわけではない。個別に、タイトルの横に「概要」「コード」「動画」「自習書」とコンテンツの種類を明示しているので、「リンクを踏んでみたら、いきなり動画の再生が始まったので焦った」なんていうことは起こらないだろう。