MacでMacGPTを使うための準備 - アカウントとAPIキーを作成

2022年11月にサービスが始まったChatGPTは、仕事の在り方を変えつつある。ChatGPTにより、これまで人力でしかできないと考えられてきた部分を代替することが可能になり、このサービスのメリットをいち早く理解した企業は活用を初めている。

多くの企業はまだ評価の段階にあるが、今後仕事を変えていく可能性があることから、ChatGPTやその関連アプリケーションを積極的に試していきたいだろう。そこで本連載では、MacでChatGPTを使う方法を紹介していく。

MacでChatGPTを便利に使いたい

ChatGPTはOpenAIが提供している生成AIによるチャットボットサービスだ。OpenAIにはMicrosoftが出資しており、MicrosoftはOpenAIの技術をベースにした新しいMicrosoft Bingのサービスを開始している。今後は、Windows 11にこうした生成AIを使う機能が取り込まれることが予測される。現在、Microsoft EdgeやMicrosoft 365にそうした機能が取り込まれているが、今後提供の対象は増えていくものとみられる。

MicrosoftはOpenAIに出資しているとはいえ、ChatGPTの機能そのものを導入していくかは定かではない。しかしながら、類似のサービスがWindows 11に取り込まれていく方向になるのは間違いないように見える。

こうしたMicrosoftの積極的な動きに対し、Appleの動きはまだ様子見をしているようだ。そのため、しばらくはOpenAIやMicrosoftがWebページで提供しているAI検索サービスなどを使うのが、生成AIに対する基本的なアプローチになりそうだ。だが、Macでより便利に生成AIを使うためのアプリケーションが登場している。そうしたアプリケーションの一つが「MacGPT」だ。

Macではさまざまな検索がSpotlightに統合されている。MacであればSpotlightのようにChatGPTが使えるとより便利だし、エディタやワープロアプリケーションを使っている時にシームレスにChatGPTとのやりとりができたらより自然だ。MacGPTを使うとこうした操作を実現できる。