人と人とが気軽にコミュニケーションをとることが出来るTwitterですが、様々な情報が共有されているのも特徴です。従来、メールやチャットで共有されていたリンクやメッセージはTwitterで共有されるようになり、リンクを通して人々が興味をもっている話題を追えるようになっています。
また、最近はbit.lyのような短縮URLサービスにトラッキング機能も実装されるようになったのも、こうしたTwitterの使い方に合わせた形といえます。Web上にある情報であればURLをコピー&ペーストするだけで手軽ですが、画像やドキュメントなどパソコン上にあるデータを共有したいとなると何処かにファイルをアップロードをすることも含め手間がかかります。
ニッチなニーズに応えたサービスが幾つか存在するTwitterのエコシステムですが、ファイルをアップロードして共有をするというニーズに応えたサービスもあります。Filesocialは、Twitter会員であればすぐにファイルのアップロードをして共有することが出来ます。50MB 内のファイルであれば、書類、写真、音声、動画、圧縮ファイルなど何でもアップロード出来ます。Filesocial上でTwitterに表示させたいコメントを書き込むことが出来るので、アップロードから公開まで流れをすべてFilesocialで行えます。
公開されたファイルは何人が観覧したか確認出来るだけでなく、コメントも書き込めるようになっています。Filesocialに書き込まれたコメントは自動的に「@ユーザー名」が挿入され、Twitterで確認することが可能です。PDFも含め、サイト上でファイルをそのまま観覧することが出来るようになっていますが、ダウンロードをして自分用に保管しておくことも可能です。
他のFilesocialユーザーが何を共有しているのか気になる方はPublic Timelineをチェック |
Filesocialは、Webサイトでの操作をなるべく軽量にしているだけでなく、Webサイトにアクセスしなくても機能を利用出来るような工夫がされています。Adobe Airで開発された無料の専用アップローダーを使えば、ファイルのアップロードとTwitterに添えるコメントをその場で行うことが出来ます。ファイルのアップロードは、ドラッグ&ドロップの直感操作。
例えば、Skitchのようなスクリーンショットを撮影するソフトウェアから直接ドラッグ&ドロップしてFilesocialへアップロードすることも可能です。今作っているグラフィックの模様を公開したり、プロモーションとして動画を公開したり、Twitter上でブラウザチェックを分担作業を行うなど様々な可能性が生まれそうです。
FilesocialのAPIを利用した専用アップローダーを使えば、FilesocialにアクセスすることなくアップロードとTwitterへの告知が出来るようになります。Adobe AirなのでWindows,Mac,Linuxで動作します |
Twitterを利用したファイル共有サービスは他にもtinytw.it, TwitDoc, FileTwtなど複数あり混戦状態です。その中、Filesocialは、親しみやすくて使いやすいUIというインターフェイスで差別化をはかっているサービスといえます。Direct Message(DM)を使って特定の個人にファイルを送信したい場合は予め機能が実装されている FileTwitがお勧めですが、FilesocialもTwitterで告知しないでファイルをアップロードする方法があります。まずはファイルをアップロードし、あとで個別にURLをDMで送ることも出来ます。パスワード保護など安全性はないですが、Twitterらしい手軽なサービスにはこうした手軽なファイル送信サービスのほうが相性が合うでしょう。