仕事を効率よくこなすことを考えると、ソフトウェアやツールを使いこなすことを連想しがちですが、自分の仕事環境を整えるのも大事です。以前紹介したFloor Plannerを使って仕事場をどうアレンジするのか考えるのも良いですし、他のオフィスの模様をみてインスピレーションを得るのもよいでしょう。自分が向かうデスクの周りのコーディネートはもちろんですが、パソコンのデスクトップも大切です。作業の邪魔にならないシンプルな壁紙にするのも良いですが、ときにはインスピレーションを呼び起こすもの、心地の良いいものを表示させておくと自分の創作意欲にスイッチが入るかもしれません。今回はデスクトップに使える様々なタイプの壁紙サイトを幾つか紹介していきます。
とにかくたくさんの画像から選びたいという方ならMacDesktopsやDeskCityのような老舗サイトが良いでしょう。長く運営していることもあり、様々なサイズの壁紙を多数提供しています。特別な手続きも必要なくワンクリックで画像をダウンロードできるので手軽です。ほぼ毎日更新されているので、使いたいと思える壁紙がきっと見つかるはずです。
数は多くないですが、デザインスタジオや個人が無料でクオリティの高い壁紙を提供しているところもあります。ノースカロライナ在住で写真家のJohn Carey氏が運営するFiftyfootshadowsでは美しい写真の壁紙が公開されています。ロシアのイルクーツク在住のデザイナーが運営しているVladstudioでは彼が撮った写真やイラストの壁紙が提供されていて、他の個人サイトに比べて群を抜いて壁紙の数が多いです。グラフィックデザイナーが個人で運営する555designではグランジ系の雰囲気を感じさせる壁紙が数多く公開されています。
このようにデザイナーが個人で自分のサイトで壁紙を公開していることもありますが、Flickrのようなスペースで壁紙専用のグループを作って皆で共有している場合もあります。こうした壁紙に特化したグループはFlickrの中だけでも幾つも存在するわけですが、効率よく検索して欲しい壁紙を見つけたいという方はwallpaperがお勧めです。キーワードを入力するだけで壁紙に使える写真を表示してくれます。
Flickr最大の壁紙グループは、メンバー数4500人以上、共有されている壁紙も2000以上と膨大ですが、この他にも壁紙グループは幾つかあり、それぞれ異なるコンセプトで共有しています |
Flickrにある幾つかの壁紙グループから検索できるページがWallpapr。日本語でもひっかかるキーワードも幾つかあります |
最近はどのサイトも1920ピクセル程の大きなサイズの壁紙を公開していますが、デュアルモニターを使っている方の中には、2つのモニターを上手に使った壁紙も欲しいところです。 dmbはデュアルモニターユーザーのための壁紙サイトです。公開されている壁紙は2500ピクセルを越える横幅の広いものばかりで、モニターを2つ使ってはじめてひとつの絵が見えるようなものばかりです。デュアルモニターではなく3つのモニターを使ったトリプルモニター環境の方はmandoluxで公開されている壁紙を使うといいでしょう。
わざわざネット上で探すことなく手軽に多くの壁紙を貼りたという方はDesktoptopiaがお勧めです。Desktoptopiaは、以前はMac用だけでしたが、今はWindows/Mac両方で動作するソフトウェアで面倒な操作をすることなく壁紙を次々と切り替えることが出来るソフトです。数多くのデザイナーが2560ピクセルの壁紙をデザインし、Desktoptopiaユーザーのみに提供しています。いつもフレッシュで見た目も良い壁紙を手間をかけることなく使いたいという方はぜひ試してみて下さい。
いろいろなタイプの壁紙があるので、ここで気分転換に違うものに切り替えてみてはいかがでしょうか。パソコンへ向かう気分も少しリフレッシュするかもしれません。