「What are you doing?」(今何してる?)という質問に応えるだけというシンプルなコンセプトで多くの支持を得ている Twitter。Twitterをはじめとしたマイクロブログサービスは、今年に入って注目を浴び始め、国内外問わず類似したサービスが数多く存在しています。IM(インスタントメッセンジャー)とは異なった人との会話やSNSとは少し違ったゆるいつながりが人気の秘密といわれています。また、Twitter の会員ページからメッセージを投稿する必要がなく、専用アプリケーションやIM経由から投稿ができるのもこのサービスの使いやすさのポイントです。
Twitterのシンプルなコンセプトゆえに一体どう使ったら良いのだろうと迷ってしまう方もいると思います。同僚や友人との会話に使うのも良いですし、ブレインストーミングのためのツールとしても使えます。他のユーザーにプライベートなメッセージを送るダイレクトメッセージ機能もありますが、ユーザーアカウントをプライベートにしない限りすべてのコメントは全ユーザーに公開されます。そのオープンさが良いわけですが、それでも仕事にも使うとしたらすべて公開というわけにはいかない場合があります。
例えばメインで使っているTwitterアカウントの他に、プライベートのアカウントを用意して、何かアイデアを思いついたらプライベートアカウントにダイレクトメッセージを送るという方法が考えられます。いつでも使えるWeb版のメモ帳のように使うことができますが、わざわざ2つアカウントを用意しなくてはならないので管理も面倒になります。そんなときTwitterNote を使えば面倒なことをせず気軽にメモをとったりメモを管理することを可能にしてくれます。
TwitterNotesに最初にログインすると、自動的にTwitterユーザー名「TNotes」がfollower として追加され、メールも届きます。もし、届いていなかったらユーザーページからマニュアルでfollowerに追加しよう |
Twitterのアカウントを持っている人であれば誰でも利用することができる TwitterNotes。TNotesというユーザーをTwitterのfollowerに追加するだけでTwitterを使ったプライベートなメモ帳を作ることができます。TwitterNotesにログインして会員ページからメモを書き込むことも可能ですが、Twitterからもメモを送ることができるのが便利なところです。「+ メモ帳を書いてみる」といった具合に最初に +が記入されているメッセージはすべて TwitterNotesに保存されていきます。ただしこの方法だと他のユーザーもTwitter経由で閲覧できるメモになります。もし、誰にも見られたくないメモを残したい場合は、例えば「d tnotes ライフハック書籍を買う」と、TNotesへダイレクトメッセージを送ります。こうすれば、Twitterから誰も見ることはできませんが、TwitterNotesで閲覧することができるメモとして保存されます。
TwitterNotesのもうひとつの特徴はメモにタグを付けることが可能なことです。TwitterNotesの会員ページからタグを追加することはできますが、例えば「d dnotes 今度の某家電メーカーのCMがおもしろい #cm」と、メッセージの後に#とタグ名を付けるだけで追加することが可能です。複数のタグを追加したい場合はカンマ(,) を付けてタグ名を足していきます。会員ページからタグで絞り込んでメモを観覧することができるので、メモが増えれば増えるほどタグを付けておくと効果が発揮されることでしょう。
Twitterrificからの投稿も日本語で問題なく行えます。これ以外に存在する数多くの Twitter向けアプリケーションにも対応しているので新規に新しくツールが必要になるということはないです |
TwitterNotesは、TwitterかTwitterNotesの会員ページからの投稿以外でもメモをとることが可能です。例えばTwitterrific のようなデスクトッププリケーションやモバツイッターのような携帯電話からTwitterを投稿するツールからも利用できます。TwitterNotesにわざわざログインする必要もないので、いつものようにTwitterを利用している方は今までと変わらない使い方でTwitterNotesにメモを残すことができるわけです。
いつも何気なく使っているTwitterもTwitterNotesと組み合わせることによって仕事に使えるツールに変化するかもしれません。Twitterの会員登録は他のWebサービスと同様、簡単にできるのでこれを機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
Twitter向けアプリケーションにも対応しているので新規に新しくツールが必要になるということはないです