高橋メソッド、もんたメソッドとメソッド好きなこの業界ですが、ついにこんなメソッドまで登場しました。

「長篠メソッド」

http://it-ura.seesaa.net/article/24951949.html

非常にインパクトのある名前ですが、内容を聞いてみれば至極単純。要は、複数のタスクを並行で取り組まざるを得ない状況で、いかにして途切れることなくこなすか、を追求したメソッドです。

織田信長と武田勝頼が争った長篠の戦になぞらえて名前が付けられていますが、考え方は鉄砲三段構えと同じようです。

1.弾を撃つ時(=仕事に取り組んでいる時)

2.弾を込める時(=仕事の段取りを考えている時)

3.鉄砲から離れている時(=仕事から離れている時)

特に重要なのが2番の段取りを考えること。

エンジニアにありがちなのが、目の前のタスクを端から片付けることに注力してしまい、何を先にやるべきかを把握していないケースです。

よく、重要度と緊急度の2軸で4象限を構成し、重要かつ緊急のものから着手すべきと言われていますが、そうやって仕事の優先順位を決めていかないと、マルチタスクで効率よく仕事を進めることはできません。

また、同じくらい大切なのが、3のリフレッシュをする時間。人間の集中力なんて、続いても2時間がいいところ。ダラダラやるよりも、2時間経ったらあえて散歩をするくらいやった方が頭の回転を速めてくれます。それに人間の頭は、座っているときよりも歩いている時の方が回転しているんですよね。ドラゴン桜でも紹介していましたが、歩きながら考えると結構閃きが期待できます。

職業柄、机の前にかじりついて朝から晩までPCと睨めっこという方も少なくないと思いますが、定期的な休憩は非常にオススメです。チョコレートで一息ついても、糖分が頭の回転を速めてくれますが、食べ過ぎると太りますからご注意あれ。

著者紹介

吉澤準特 (ヨシザワジュントク)

外資系コンサルティング会社に勤務。守秘義務を破らない範囲でIT業界の裏話をつぶやきます。ファシリテーション、ビジネスフレームワーク、人材教育など執筆多数。日本能率協会、秀和システムそれぞれから書籍刊行。執筆依頼/インタビューお引き受けします。こっそりITIL Manager (v2)資格保有。

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この記事は吉澤準特氏のブログ「IT業界の裏話」の過去記事を抜粋し適宜加筆・修正を行って転載しています。