毎日蒸し暑い日が続いています。

ここ数年は省エネの精神が企業に浸透してきているので、エアコンの温度も地球に優しくヒトに厳しい設定になっているところが多いのではないでしょうか。

これだけ暑いと、冬場にはなかった心配事が出てきます。そうです、熱暴走です。

デスクトップで作業をしているヒトにはそうでもないかもしれませんが、ノートPCの温度上昇は殺人的なまでに酷いです。特に、机が狭くて膝上に乗せて仕事をする場合、わずか数分で太ももは熱を帯び、じっとりと内腿が汗ばんでくるのが分かります。

膝の上ならノートPCの熱は人体に吸収されますけど、机の上に置きっぱなしで作業したらどうなるでしょう。1時間もすれば、PCに触れている部分は高熱を帯びて、手で触ると思わず「熱いっ!」と口に出してしまうほどです。

こんな状況でPCが安定稼動できるでしょうか?

ムリです。限界です。ワードやエクセルは突然反応しなくなり、数時間セーブもせずにオープンしっぱなしの努力の成果は、一瞬で水泡に帰します。

最近は再起動すると直前の修復文書が出てくるようになりましたが、それだって完璧ではありません。私は旧バージョンのOfficeを使っていますが、「時間を戻したい!」と切実に感じる瞬間を、既に3回経験しました。

ノートPCだと、放熱ファンでヤケドすることもありますね。構造上、側面に放熱ファンを装備している機種が多いのですが、ノートPCを持ち上げるときに最初にどこを掴むかといえば、PCの側面でしょう?

そうすると何が起こるか?

簡単です。放熱ファンから排出される熱風を長時間浴び続けたプラスチックフレームは半田ごてさながらの高熱を帯び、そこに触れるアナタの大切な指先を焼肉のごとくジュージュー焼いてくれるのです。

大げさですか? でもね、本当に熱いんですよ?早く冬にならないものか……。

著者紹介

吉澤準特 (ヨシザワジュントク)

外資系コンサルティング会社に勤務。守秘義務を破らない範囲でIT業界の裏話をつぶやきます。ファシリテーション、ビジネスフレームワーク、人材教育など執筆多数。日本能率協会、秀和システムそれぞれから書籍刊行。執筆依頼/インタビューお引き受けします。こっそりITIL Manager (v2)資格保有。

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この記事は吉澤準特氏のブログ「IT業界の裏話」の過去記事を抜粋し適宜加筆・修正を行って転載しています。