ゼロからの英語学習を無料体験

中学生の頃からそれなりに勉強してきたはずなのに英語を話せないというのは日本人として珍しくないことで、社会人のためのやり直し英語教材などもあふれるほど存在するが、アプリを利用してゼロからやってみるのもお勧めだ。

「Rosetta Stone」は子供が言葉を学ぶようにゼロから覚えるプログラムになっている。PCを中心に利用するダウンロード版ソフトウェアやオンライン英会話なども有名だが、アプリでの学習もできる。英語だけでなくさまざまな言語が学べるから、他言語にチャレンジしたい人にも便利だ。

アプリ利用の場合、レッスン全体を丸ごと1度で購入する買い切り制になっている。アプリのインストール自体は無料で、一通りの機能を体験できる最初のレッスンも無料で行えるから、まずは使い心地を試してみて欲しい。

言語学習: Rosetta Stone

登録前基本の雰囲気をチェック

アプリ起動直後の画面には「開始」と「サインイン」というボタンが表示されるが、すでにアカウントを持っているユーザー以外はとりあえず「開始」をタップしよう。

まずは「開始」をタップ

学習可能な言語は24個用意されており、どれも最初のレッスンが無料で体験できるが、日本で普通の教育を受けてきた人に馴染みがあるのは「英語 アメリカ」というレッスンだ。英語はもう1つ「英語 イギリス」というものも用意されている。今回は「英語 アメリカ」の場合で利用方法を紹介しよう。

学習したい言語をリストから選択

24言語の中に英語はアメリカとイギリスの2つが含まれている

言語を選ぶと、いきなり1つ目のレッスンがはじまるように見える。「Hallo.」という文字と音、写真を結びつけて写真を選択したり、発音を行ったりする体験だ。Rosetta Stoneのレッスンの雰囲気が少しだけわかるようになっており、これが終わると改めてユーザー登録と言語選択を行う形になる。

学習の雰囲気を数問体験できる

メールアドレスや居住地を入力して登録しよう

なんとなく理解を進めるスタイルの学習

登録後、学習メニューが表示される。一番左に表示される「ユニット1 言語の基礎」をタップし、ユニット1の学習プログラムを見てみよう。最初の4つ分に鍵表示がなく、無料で体験できることがわかる。基本的には「コアレッスン」を行った上で、続く発音、語彙、文法といった補足学習を行う形だ。

レッスンにはそれぞれいくつの問題があり、標準的な取り組みで何分かかるのかが表示されている。「学習を始める」をタップした後、自分の声に近いものを選んでスタートしよう。

無料体験できるのは「ユニット1 言語の基礎」の一部だ

1つのレッスンの流れを体験できる約55分分の学習が無料で行える

レッスンタイトルには学習内容と所要時間が表示される

自分の声質に近いものを選んでスタートだ

進め方は登録前の体験と同じで、聞こえた音声に合致する写真を選ぶ、示された単語や文章をオウム返しに話すという形で進められる。問題によって、新しい単語の意味を直接示す準備発音のようなものが聞けることもあるが、前問までに得た知識を使ってなんとなく答えるものもある。なんとなく答えたり画面表示を見ているうちに、この動きを示すのはこの言葉なのか、この物を示すのはこういう発音なのか、と理解して行くやり方だ。

発音問題の時は、表示される丸の形でできばえもわかる。ある程度の発音ができていれば通過はするが、丸が欠けている時はまだ改善の余地があるということがわかるわけだ。

言われたことに合致する写真をこれまでの問題や直前のヒントをもとに選択する「なんとなく」の学習スタイル

発音は合格かどうかだけでなくできばえもチェックできる

中止や進度確認・やり直しにも対応

レッスン中、右下にある一時停止ボタンをタップすると、レッスンの中断ができる。これまで取り組んだ問題の正誤の状態なども確認可能だ。この画面で右上にある「無効にする」をタップするとマイク利用がオフになり、発音チェックの問題が行われないようになる。学習環境によって発音が難しい時には、発音以外の課題だけを行うようにすればよい。

「続行」でレッスンに戻れるが、今日の学習は中止にしようという時には左上の「学習を終了する」をタップすればよい。各レッスンのタイトル画面には進捗状況や正誤の状況が表示されているから、次の機会には「続行」で学習を再開できる。また、一通り終わった時に誤答したものが残っているとボタン表示が「100%のスコアを目指す」になり、再学習が可能だ。さらに100%になった時には「レッスンをもう一度受ける」という表示に変わる。学習状況のリセットも可能だから、苦手な項目がって繰り返しトライした結果ようやく100%にした時などは、あらためてチャレンジして自分の成長度合いをはかってみるのもよいだろう。

また、発音に関しては初期設定でかなり甘いチェックになっている。右上のメニューボタンをタップして「設定」を選べば「スピーチ設定」の中で認識精度の変更が可能だ。

レッスンはいつでも中断可能

進捗状況の管理や、状況にあわせた再学習の促しなども行われる

発音チェックの精度は変更可能だ

豊富な追加コンテンツやダウンロード学習も用意

メニューの「追加学習」からは、通常の一問一答型レッスンとは違う学習コンテンツが利用できる。「表現集」は旅行時などに必要になりそうな簡単な表現について画像と英文が表示され、再生ボタンで音声を聞いた後で自分も発音してみるという学習だ。発音の制度チェックは本レッスンと同じく行われるが、正誤の管理などはされない。また、基本的に英文のみの表示だが、左したの目玉ボタンをタップすると日本語訳も見られるようになる。多彩な表現が紹介されており、すべて無料で利用可能だ。

追加学習として3種のコンテンツを用意

生活や旅行で役立つ「表現集」は無料で利用可能だ

「ストーリー」は会話の単文ではなく、長文を扱う学習だ。1つだけ無料で利用できる。表示された文章を自分で読み、ネイティブの発音を聞き、さらに自分で読み上げて発音するというレッスンになる。細かい評価は表示されないが、きちんと発音できていなかった部分の指摘や、不自然な区切りになった部分などが指摘されるため、なめらかに文章を読む訓練になる。

長文を読む「ストーリー」は1つだけ無料利用できる

文章の読む・聞くが学習可能

「Audio Companion」は本レッスンで使っていた音声をダウンロードして聞けるもので、本レッスンの無料部分に該当するものだけ無料ダウンロードが行える。ユーザーの応答を待ったり評価したりといった機能を持たず、音声を聞きながら合図に合わせて発音する、またはひたすら聞き流すという学習のためのコンテンツだ。画面表示も行われるため、自分で能動的に選んだり発音したりといったことはできないような通勤電車の中等でもイヤフォンを使って学習が進められる。

通勤中などに利用しやすい聞くだけ学習用のダウンロードも行える

利用料金:無料

制作者:Rosetta Stone, Ltd.

言語学習: Rosetta Stone