天候だけでなく気圧の変化を事前に把握
天気が悪くなってくると体調も悪くなるという人がいるが、それは天気が悪くなる時に気圧が下がっている関係で、脳の血管にも影響が与えられて頭痛が出やすくなるからだという。不調が強く出やすい人にとっては天気予報は体調予報でもあるわけだが、一般的な天気予報では気圧の上下までは詳細にわからない。
「頭痛ーる」は、気圧の変化をあらかじめ把握することで体調変化への準備をできるようにするほか、実際の体調不良や鎮痛剤の服用といったことを記録することで気象と体調の関係性を確認できる機能も持っている。明確に気象のせいだという自覚はなくとも、原因不明の頭痛によく見舞われるという人は利用してみて、鎮痛剤の用意など事前準備に役立ててみよう。
気圧の変化をグラフで確認
最初に行うのは、地点登録だ。自分の住んでいる場所でもよいが、勤め先など主に日中をすごす場所などを設定しておくとよいだろう。市区町村レベルでの指定になる。
メイン画面では、指定地域の気圧グラフが見られる。中央の赤いラインが現在を示している。右方向は最大1週間後まで、左方向はかなり前までのグラフをスライドして確認可能だ。上部には現在表示している中央部分の日時がと、その時の気温や気圧などが表示されている。またグラフ上には天気を示すアイコンもあり、わかりやすい。上部の時間表示部分をタップすれば、即座に現在に戻れるのも便利だ。
気圧の変化がある時には「通常」、「やや注意」、「注意」、「警戒」といった表示も行われる。下部にいる2つのキャラクターは気圧状況によって表情が変化したりもするが、天候に関するコメントなども出してくれる存在だ。予報コメントやグラフ表示を頼りに体調変化に備えることができる。
体調変化や服薬の記録を残そう
下部中央の鉛筆アイコンをタップすると「痛みノート」という機能が利用できる。利用には簡単なユーザー登録が必要だが、アプリ内ですぐに終わる程度だ。
「痛みノート」では4段階の痛みの評価と、薬を飲んだかどうかを記録できる。メモも添えることが可能だから、どんな痛みだったか、何をした時が辛かったかなど書き添えておくとよいだろう。
記録した内容はアイコンでグラフに表示される。アイコンが中央に来るようにスライドすると、その時のメモも表示されるからいちいちノートを開き直す必要もない。痛みがあった時だけでなく、なかったという事実も記録しておけば気圧のグラフと合わせて気圧変化と体調変化が連動しているかどうかがわかるはずだ。
また下部キャラクターをタップすると「シェア」、「痛みノート」、「設定」という吹き出しが表示される。この「痛みノート」を選択すると、記録内容だけを日記のように確認することも可能だ。自分の体調管理だけでなく、病院に行く時などの資料にも役立ちそうだ。
出かける先の気圧情報や天気も簡単チェック
画面右上の日本地図アイコンをタップすると「全国マップ」へ移動できる。ここでは当日から2日後までの全国の気象情報が確認可能だ。
「きょう」、「あす」、「あさって」という日付を切り替えるボタンの下には、見たい情報を選択できるボタンがある、気圧だけでなく天気、気温、風向き、湿度と詳細な気象情報が確認可能だ。遠方にでかけなければならない時などにはチェックしておきたい。
また設定でプッシュ通知をオンにしておくと、気圧の大きな変化が見込める時には事前に通知をもらうことができる。体調に関する記録を詳細に残している人は、機種変更時にここから操作したり、パスコード設定をして人に見られないようにしたりといったことも可能だ。
利用料金:無料
制作者:pocke, Inc