幅広いレベルに対応した英単語学習アプリ
英語学習アプリは数多くあるが、会話のシミュレーションや文章の組み立てなどを学習するアプリとともに、どんなレベルの学習者も使って行きたいのが単語学習アプリだ。初級者が英語を見た時に少しでもわかると感じられる範囲を増やすことにも、上級者がよりスムーズな読解や会話を行うためにも、単語力の強化は有効だ。
中学生レベルから英語をさらいなおすようなアプリも多い中、「英単語アプリ mikan」はセンター試験対策の500語を学ぶカテゴリーから、大学院留学に備えるGRE用、TOEFLEやTOEIC向け、さらに上級者向けのカテゴリーまで幅広く用意されている。
ごく短時間の学習を毎日積み上げることをサポートする機能もついているアプリだから、隙間時間で少しでも勉強を進めたい人はチャレンジしてみよう。
4択のテストを繰り返して学習
標準では「センター試験英単語500」がコースとして選択されているが、どのコースも学習方法は同じだ。まずは「未学習」のボタンをタップすることで、10語を1セットとしたテストが始まる。単語が表示されると同時に発音もされ、その意味を下にある4つの選択肢から選ぶという方式だ。
正解を選択した場合には即座に次の問題が表示され、不正解だった場合と時間切れになった場合には正解の選択肢が短時間表示されてから次の問題へと移行する。回答時間のカウントは上部のオレンジ色のバーで行われており、左上のスピーカーボタンをタップすると問題を読み上げる音声がオフになる。
10問のセットが終わると、何問正解したかという成績とともに、簡単なコメントが表示される。このコメントはかなり成績が悪くてもひたすら褒めてくれるのが楽しい。また成績画面を下にスクロールすると答え終えた問題の一覧が表示されており、成績を確認できる。一番右のチェックボックスを操作すると、自分がその単語を覚えたかどうかのコントロールが可能だが、基本的には自動でチェックしてくれるのにまかせておいてよい。
単語部分をタップすると発音を聞き直すことができ、「例文」をタップすればブラウザで外部サイトの例文が表示される。続けてテストを行いたいのならば「次の単語へ」を、一旦終了したいのならば「ホームへ」をタップしよう。
学習進度と苦手を把握しながらブラッシュアップ
学習を進めて行くと、ホーム画面の輪に学習進度が表示されるようになる。緑が覚えた分、オレンジが苦手な数、グレーが未学習分だ。右上の「単語一覧」をタップすると、未学習分も含めてこのクラスで学習する単語の一覧が確認できる。
また、100語以上学習すると、ホーム画面の「総復習」ボタンが押せるようになり、学習した単語全体を覚えているかどうかで細かく区分してくれる。ホームの「苦手」をタップすると苦手な単語だけのテストを行えるが、総復習からなら「うろ覚えな単語」などだけを取り出してのテストも可能だ。100語を一通りテストした後には「未学習」ボタンが「ランダム」になり、覚えの度合いに関係なくテストが行えるようになる。
ある程度学習をした、または単語一覧を見てこのレベルならば十分わかると思った場合には「Rank1」の右にあるボタンをタップして「Rank2」のホームを表示しよう。「ランクアップテスト」をタップして、4択のテストにすべて答えられればランクアップが認められ、次のランクが学習できるようになる
気分を変えてカードで単語学習
ホーム画面下の「設定」をタップすると、学習形式が変更できる。4択のテストを行うか、カードめくり学習を行うかという変更とともに、1セットの問題数変更も可能だ。
カード学習は、画面に表示されたカードを「知ってる」と「知らない」に分けて行く形で行う。最初は英単語しか表示されていないカードをタップすると発音を聞くことができ、日本語訳も見られる。単語を見た瞬間分かるものは「知ってる」に向かってスライドするか、「知ってる」ボタンをタップ。分からなかったものは「知らない」に向かってスライドするかボタンをタップ、という形で学習を進める。
一旦「知らない」に分類したものも繰り返し表示され、1セット分の単語すべてが「知ってる」になるまで学習は進められる。つまり「知らない」と答えた回数が多いとカードのめくり枚数も増えるという仕組みで、1セット終わった時にめくり枚数と学習時間が表示される。より少ない回数、短い時間での学習を目指す形だ。
終了後は「テストをする」を選択すると、今学習した分が4択テストになる。ここで「次の単語へ」を選びカード学習を繰り返した後で「テストをする」にすると、カード学習でためた語数がまとまったテストになる。
ライバルと競うテストも楽しもう
アプリ起動時に表示される画面で「mikanテストに挑戦する」を選択するか、ホーム画面左上のメニューボタンから「mikanテスト」を選んだ場合には、その時実施されているテストに参加できる。テストは普段学習しているのと同じ4択テストで、ひとまとまりごとに途中数秒の休憩を挟みながら何問連続正解できるかにチャレンジするテストだ。後半へ行くに従って速度も求められるから、考えればわかるというのではなく、見た瞬間答えられるほどの覚え具合が必要だ。
1度ミスした次点で試験は終了だが、繰り返し受験でき、自己ベストの点数もわかる。チャレンジしている人全体の中での順位や偏差値も出るから、普段の学習成果をはかるものとして利用してみるのもよいだろう。
また、メインメニューの「カテゴリ一覧」では学習するカテゴリを切り替えることができる。複数のカテゴリを並行して学習することもできるし、各カテゴリの学習進度をこの一覧でも見られるから、自分の目標に合わせてチャレンジしよう。
利用料金:無料
制作者:mikan Co.,Ltd.