作業・休憩を繰り返すメソッドで必要なタイマーをアプリで用意
何分作業したら何分休憩というループを繰り返すことで仕事の効率をあげたり、タスク管理をしやすくするという手法がいくつかあるが、これを実行するのに不可欠なのがタイマーだ。もちろんキッチンタイマーを使ってもことは足りるし、標準で付属している「時計」のタイマー機能を利用してもいいのだが、いちいち作業時間と休憩時間をセットし直すのは面倒だろう。複数の時間をセットしておき、繰り返し使えるものがあると便利だ。
メソッドによっては繰り返し計測を行うタイマーアプリも多く登場しているものあるが、ユーザーの自由度が高いものとして「アラーム & タイマー」をおすすめしたい。タイマー以外にもアラームやストップウォッチ機能ももっている、時計系総合アプリだ。
複数のタイマーをセットして使う
起動時の画面は時計だが、まずはタイマー機能について紹介しよう。アプリ下部のメニューで「タイマー」を選択すると、電卓のような画面が表示される。ここで25分ならば「2500」と入力すればセット完了だ。入力した数値を1ずつ削除するのが「DEL」、クリアするのが「C」となっている。
時間をセットすると、下部中央に再生ボタンが表示される。これをタップするとカウントダウンが開始され、一時停止ボタンでストップする仕組みだ。一時停止した画面の左下のボタンをタップすれば、また最初の時刻に戻ってカウントダウンのやり直しが行われる。
複数時間のセットを行うには、まず1度セットしたタイマーをスタートさせよう。完了させずに停止してしまって問題ない。1度利用したものは右下のリストボタンをタップした画面に、履歴のように表示される。ここで右上の「編集」をタップし、さらに各時刻欄の右側にあるペンマークをタップするとタイマーに名前がつけられるから、自分でわかりやすいものを入力する。
繰り返し利用したい時には、このリストから選択するだけで時刻がセットされる。何度も利用しても同じ履歴が積み上がることはないから、いくつかのタイマー時刻をセットしておけばそれだけの一覧になってすっきりと便利だ。
アラームやストップウォッチも用意
「時計」は大きくアナログウォッチとデジタルウォッチが表示され、日付や曜日もわかるつくりだ。タイマーを利用しない時にこれを表示してiPadをデスクにおいておけば、置き時計代わりに利用できるだろう。シンプルで目にうるさくないデザインだから、ぜひ利用したい。また「音楽」では本体に保存してある音楽ファイルが再生できるから、音楽を聴きながら作業したい時に同じアプリ内で完結できてよい。
アラームは時刻をセットした後、スヌーズ時間や通知回数などを細かく指定できるのが便利だ。「繰り返し」をオンにすると曜日が表示され、毎週や毎日の繰り返しアラームが指定できるようになる。もちろん複数のアラームがセットできるから、目覚ましなどに活用しよう。
ストップウォッチはカウントアップを行うスタンダードなもので、ラップ計測にも対応する。おもしろいのは計測終了画面の右下に共有ボタンがあることだ。これをタップするとメールやSNSツール等を指定できるだけでなく、Dropboxなども選択できる。テキストで保存されるから、計測結果を転記する必要がない。
色や時計のデザインをカスタマイズ
「時計」の右下には設定ボタンがあるが、ここからは全体のカラー変更や時計のデザイン表示などが行える。「テーマ」えは標準の「Natural」を含む4種から指定可能で、色合いの変化で気分転換が可能だ。
「時計」のデザイン変更は、アナログウォッチ部分のカスタマイズになる。文字盤に数字を表示することもできるから、自分が直感的に時間を把握しやすいものを選ぶとよいだろう。
その他にアラームやストップウォッチの挙動について設定できるが、FAQもこの中にある。アプリのヘルプやFAQを利用するためにはブラウザを利用することになるものも多いが、アプリの中で完結してしまうのがありがたい。
利用料金:無料
制作者:KAZUTERU YOKOI