ワンタッチで緊急連絡を実現!
何かトラブルがあった時、気が動転して110番や119番といった緊急通報の番号がすっと出てこないこともあるが、そこまで慌てていなくとも家族や職場といった連絡先をリストから的確にピックアップして素早く連絡するのはなかなか大変なことだ。
また、病気や事故で本人が自分で動けないとなれば、いくら情報の詰まったスマートフォン等が手元にあっても的確な連絡は難しい。相手先がわかっても、伝えるべき情報がわからないということもある。
そういったトラブルに備えて、ワンタッチで的確な連絡ができるようにサポートしつつ、必要な情報をすぐ取り出せるようにしてくれるのが「すぐれん」だ。
警察・消防への連絡もサポート
アプリの初回起動時には「つかいかた」という画面が表示される。ずっと下へスクロールしたところにある「利用規約」をタップして一旦規約を表示、内容確認をしてから戻ると「利用を開始」ボタンが有効になっているはずだ。これをタップしてスタートしよう。
標準状態では「プロフィールを表示する」というボタンが表示されているだけだが、中身の設定をしなければならないので、まずは右上にある歯車ボタンをタップする。ここで最大3件の連絡先の設定と、表示項目の指定が可能だ。
連絡先はリスト部分をタップしてから、名称と連絡先を入力する。本体の連絡先とは関係なく入力するため、名称部分は「妻」や「実家」といった、わかりやすいものにすることも可能だ。メニューでは「警察に電話」、「救急車を呼ぶ」をオンにして、ボタン化して表示することもできる。
自分用にワンタッチ連絡パッドとして利用するだけならば、プロフィール表示をオフにして、連絡先数件と警察や救急車への連絡ボタンを表示しておくあたりが便利だろう。位置情報の取得を有効にしておけばメインページに住所も表示されるから、通報時に現在地を尋ねられた時も慌てずにすむ。
連絡先が電話番号になっている時は、ボタンをタップした時に本当に電話するかどうかを尋ねるダイアログが表示される。うかり触れただけで110番されてしまったりはしないのが安心だ。
持病やアレルギー情報も用意していざという時に備える
プロフィール設定では、名前や性別、血液型といったものに加えて住所や電話番号の入力も可能だ。すべての項目が任意設定なので、必要そうなものだけ入力するのでよい。
ここでぜひ入力しておいて欲しいのが、一番下にある「その他」の部分だ。「病状、アレルギー症状など」とあるように、自分の健康についての特記事項を入力しておくとよい。アレルギーや持病の有無、常備薬があるかどうか、どういう症状が出る可能性があるのかといったことに加えて、かかりつけの病院があるのならばその情報を入力しておいてもよいだろう。
ここで入力された情報は、メイン画面で「プロフィールを表示する」ボタンを押した時、連絡先等の一覧と一緒に表示される。もし倒れてしまった時、意識があるけれどうまく話せないという場合にもアプリを開いて示せば健康情報まで確認してもらえるようになるわけだ。
連絡先をメールにしてさらなる危機に備える
iPadから利用する場合、連絡先は電話番号ではなくメールアドレスにするとよい。iPhoneからの場合でも手は動くけれど声は出ない、通信が安定しなくて十分な通話ができない、周囲の騒音で会話がままならない、というような場合でも役立つのは文字による連絡だ。そのため、もしもに備えてメール機能も利用できるようにしておきたい。
連絡先入力時、電話番号ではなくメールアドレスを入力すれば、電話をするのではなくメールを送るボタンとしてメイン画面のボタンが機能してくれる。送られる文面は、プロフィール設定で入力した内容に位置情報を添えたものだ。内容は設定画面の「メール内容」で確認できる。
メールを受け取った人が実際に様子を見に行ったり、代理で救急車を呼んだりしてくれるよう、事前にこういうアプリを利用していることを伝えておくと、なお安心できそうだ。
利用料金:無料
制作者:forYou inc.