健康診断を受けるだけではダメ!
会社員であれば年に1度は健康診断を受けているし、自営業者でも年に1度の健康診断は受診が推奨されている。しかし、その結果を正しく理解して、生活の改善に役立てていると自信をもって言える人はあまりいないのではないだろうか。
多くの場合、再検査になった項目の有無や、悪い数値が出た部分の大まかな印象だけを覚えていて、なんとなく「自分は肝臓の数値が悪かったから、お酒は控えよう」とか、「少し食べ過ぎだから、油物はやめておこう」と"思う"程度だろう。
どの程度悪いのか、実際には何を気をつけるべきなのか、そして、その数値が悪いとどういう病気につながるのかまでは、なかなか覚えていられない。
そこで利用したいのが、検診の結果を記録し、その内容を解説してくれるアプリだ。「健康診断Book -結果の見方まるわかり-」は家族の分も含めて検診結果を管理することができる。
検診結果表を見ながら数値を入力
利用開始時は、名前と生年月日、性別を入力する。生年月日と性別は検診結果の基準値を見る際に必要となるから正しいデータが必要だが、名前は識別用に必要なだけだから愛称でも問題ない。
次に表示されるのが、検診項目の一覧。この時、下にあるメニューから、吹き出しで各機能の説明が行われている。一番右の「設定」をタップして「新規に家族を追加」を選択すると、家族など他のユーザーを追加できる。この画面で、チェックが入っているユーザーの情報入力や確認ができるから、複数人を管理する時は注意しよう。
情報入力は「検診BOOK」で、何らかの項目をタップした後の画面で出てくる「入力」をタップするか、「MYデータ」で「入力」をタップして行う。検診日を指定した後に、自分の検査結果表にある項目を入力していこう。
一般的な健康診断でチェックする項目を中心とした一覧になっているため、受けている検診によっては該当項目がない場合もあれば、検診結果にはあるのに、入力欄がないものも存在するだろう。また、表記の関係でわかりづらいものなどもあるだろうが、検診票にある説明や、ネットの解説サイトなどを参考に各項目を入力すると良い。
検査結果の意味と健康問題について知る
入力結果は、複数回入力すれば一覧化される。各項目は、問題がないものは青、要注意のものはオレンジ色、非常に問題があるものは赤で表示されるから、大体の内容は一目でわかる。入力を修正したい場合は、最上部の日付をタップすれば良い。
内容を細かく見たいのであれば「検診BOOK」へ移動しよう。各項目をタップすると、上のほうに「あなたの数値」という欄があり、入力値が表示される。その数字と、直下にある基準値などを比較して、自分がどういう状態にあるのかを確認できる。
さらに「どんな検査か?」「検査からわかること」では、検査の内容を理解できる。また「可能性のある疾患」では、代表的な疾患名が列挙されており、青くなっているものはタップすれば関連サイトである「カラダノート」のその病気に関する記事一覧が表示される。ここで、実際にどういう症状があるのか、何に気をつければ良いのかなどを知ることができる。
紙の検査結果だと、ファイルにしまってしまえば"そのまま"で何もできないが、スマートデバイスに入力してあれば必要な時にさっと確認できるのも良いポイントだろう。自分で健康状態を確認するためにも利用できるが、医療機関を受診する時に補助的なデータとして提示することも可能だ。何か持病を抱えていて、調剤などで確認してもらう必要のある情報がある人にとっても便利だ。
また「MYデータ」の左上にあるボタンをタップすると、検診結果の時期を指定してCSV形式のデータを添付したメールが送信できる。自分の管理用に使ったり、家族のデータを入力したりしておいてケアワーカーとの共有にも使えそうだ。
「カラダノート」で健康管理
下メニューから「検診ニュース」をタップすると、検査数値からユーザーにとって有益だと思われる情報が毎日提案される。ここで「関連記事を読む」をタップすると、その対応に有効なレシピなどの一覧が表示できる。
この情報は「カラダノート」のものであるため、左上のメニューボタンをタップすると、他のカテゴリの健康情報も確認できるから、自分や家族の健康維持のために読み物として見ておくのも良いだろう。またコンテンツの中にある「ひろば」では、健康について他のユーザーと情報交換ができる。
利用料金:無料
制作者:Plusr