新しく会社に入社した方には、早く会社に馴染んでもらいたいですね。新人が企業のルールや文化、仕事の進め方や必要な知識などを早急に身に付けて会社に馴染むための教育プログラム、いわゆるオンボーディングに力を入れる会社も多いです。→過去の回はこちらを参照。
今回は、Notionを使ってオンボーディングの仕組みを構築するメリットや、構築方法についてご紹介します。
オンボーディングの重要性
オンボーディングを適切に行うと新人の即戦力化を実現できます。 また、新人個人の力だけでなく、チーム力も向上します。社員同士の関係性を構築することで、エンゲージメントも向上します。
さらに、必要なコミュニケーションを取ることで離職防止の効果もあると言われており、長い目で見たときに採用のコスト削減にもつながります。
オンボーディングにNotionを使うメリット
オンボーディングをサポートする仕組みはさまざまな作り方がありますが、Notionを使うと次のようなメリットがあります。
まず、会社のビジョンや組織図などの各種ページをNotionで構築している場合には、手軽にリンクを張ることができます。
次に、Notionのテンプレート機能を活用することで、新人1人1人のページを簡単に用意することができます。テンプレートのメンテナンスもやりやすいです。
そして、進捗バーを使えばオンボーディングの進捗状況をビジュアル化することができます。
オンボーディング用ページの作り方
オンボーディングの仕組みを作っていきましょう。はじめに、新しいページを追加し、データベースのボードを選択します。
オンボーディングボードのプロパティを次のように設定します。
- 名前: タイトル
- 進捗: セレクト(未着手、進行中、完了)
- 入社日: 日付
次に、オンボーディングボードのテンプレートを作成しましょう。テンプレートの中にタスクデータベースとカテゴリデータベースを作ります。
タスクデータベース
- 名前: タイトル
- 完了: チェックボックス
- カテゴリ: リレーション(カテゴリ)
タスクデータベースには、オンボーディングで新人にやってもらいたいタスクを列挙しましょう。
カテゴリデータベース
- 名前: タイトル
- タスク: リレーション(タスク)
- 進捗: ロールアップ(タスクの完了率)
カテゴリデータベースには、タスク群をまとめた名前を付けてデータを用意しましょう。
用意したデータベースを次のキャプチャのように見出しを付けて表示させましょう。
以上の設定で、オンボーディングボードに新しいカードを作るたびに新人1人分のページを作成できます。
タスクの完了チェックを付けていくと、進捗バーが自動的に変化します。
いかがでしたか。Notionでオンボーディングの仕組みを作り、新人が馴染みやすいように工夫してみましょう。
今回のオンボーディングテンプレートをこちらに用意しました。画面右上の「複製」からご自身のNotionに取り込んで使うことができます。