Google Geminiなどの生成AIが提供する文章の要約機能はとても便利だ。特にページ数の多い文書を読む必要があるケースや、母国語ではない文書を読むケースで大きな支援機能になる。しかしながら、Webサイトのボット対策機能などが影響してGoogle GeminiがアクセスできないWebページも存在しており、そうしたWebページに対してはGeminiで指示をすることができない。今回はそうしたケースでもGeminiを使えるようにする方法を取り上げる。
連載「Google Geminiの活用方法」のこれまでの回はこちらを参照。
読みたい文書がある
調査において信頼性が高いエビデンスを得ようとした場合、最終的にはいくつもの論文を読み込むことになる。しかしながら、専門分野ではない領域の論文を読み込むのはなかなかに骨が折れる。しかしこれは生成AIの登場で一変した。内容を比較的簡単に読めるようになったからだ。
ここでは上記論文の要約をGeminiで生成して読むケースを考える。この論文はマイクロカレント治療について調べていくと読むことになる論文のひとつではないかと思う。関節や筋肉に炎症を抱えている場合に補完医療としてこの方法を試す方もいると思うが、どの程度の効果が見込めるのか調べようとすると、こういった論文を読むことになるのではないか。
アクセスできないWebサイトがある
論文の概要を知りたいので次のようにGeminiに指示を出す。