前回、より高度なGmailの機能が利用できる「Google Workspace」について説明しました。そこで、今回は実際にGoogle Workspaceに登録してGmailを利用するための方法について説明したいと思います。

Google Workspaceを利用するには月額料金と独自のドメインが必要になりますが、14日間は無料での利用が可能なほか、登録時に1年間無料で利用できる「.page」ドメインの取得も可能。14日以内にキャンセルすればお金もかからないことから、とりあえず試してみるのも悪くないのではないでしょうか。

では実際にGoogle Workspaceに登録し、Gmailを利用するための手順を説明していきましょう。まずはGoogle WorkspaceのWebサイトにアクセスし、「使ってみる」ボタンをクリックして登録を開始します。

  • Gmailテクニック 第88回

    Google WorkspaceのWebサイトにアクセスした後、青色の「使ってみる」などのボタンを押せば登録を開始できる

すると次の画面が現れるので「ビジネス名」に会社名などを入力し、自分を含む従業員数、国を選んだら「次へ」をクリックします。1人で利用する場合も「自分だけ」を選べば問題ありません。

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    ビジネス名」(1)に会社名、「自分を含む従業員数」(2)に従業員数、「国」(3)に「日本」を選んだら「次へ」(4)をクリックする

次に「姓」「名」「現在のメールアドレス」を入力し、「次へ」をクリックします。

  • Gmailテクニック 第88回

    「姓」「名」「現在のメールアドレス」(1)を入力して「次へ」(2)をクリック

ドメインの登録方法を選ぶ画面が現れるので、すでにドメインを持っているなら一番上、グーグルで直接ドメインを購入するなら真ん中、1年間無料の「.page」ドメインを取得するなら下を選びます。

  • Gmailテクニック 第88回

    ドメインの登録方法(1)を選んで「次へ」(2)をクリック

ここでは、お試し利用のため「.page」ドメインを選んだ場合の手順を説明します。次の画面が現れたら、「.page」が付く好みのドメイン名を入力して検索してみてください。

  • Gmailテクニック 第88回

    「.page」が付く好みのドメイン名を入力して検索する

入力したドメインに空きがあれば下のような画面が現れるので、「次へ」をクリックして先に進みます。空きがない場合は候補を表示してくれるので、その中から好みのドメインを探してみるのもいいでしょう。

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    ドメインに空きがあった場合はこのような画面が現れるので、「次へ」をクリックする

続いて、ドメインを登録するための住所や電話番号などを入力し、「次へ」をクリックします。なお「.page」のドメインは取得後1年間は無料で利用できますが、その後は年額1170円がかかるようです。

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    ドメイン登録のための住所など(1)を入力し、「次へ」(2)をクリックする

その後、Google Workspaceにログインするためのユーザー名とパスワードを入力し、ロボットではないことを証明するチェックを付けた後に「同意して続行」をクリックします。

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    ログイン用のIDとパスワード(1)を入力し、さらにロボットではないことを証明するチェック(2)をした後、「同意して続行」(3)をクリック

すると料金プランの確認画面が現れます。当初はBusiness Standard(月額1360円)を選ぶ形となりますが、無料期間中により安価なBusiness Starter(月額680円)に変更すれば、以後そちらのプランでの利用が可能です。

  • Gmailテクニック 第88回

    料金プランは当初「Business Standard」しか選べず、他のプランには後から変更する形となる。確認後「次へ」をクリックしよう

最後に料金の支払い情報を入力します。請求先の住所や名前に間違いがないことを確認した上で、クレジットカード情報を入力し「同意して続行」をクリックします。

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    料金支払いのための情報入力画面ではクレジットカード情報(1)を入力し、「同意して続行」(2)をクリックする

これでGoogle Workspaceの利用が可能になります。「管理コンソールに進む」をクリックすれば、Google Workspaceの管理画面が現れます。

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    登録が完了したら「管理コンソールに進む」をクリック

管理コンソールが現れたら、通常のGoogleのサービスと同様に、右上から2番目のGoogleアプリボタンを押した後「Gmail」をクリックすれば、先に登録したユーザーIDでGmailの利用が可能です。

Google Workspaceのメールアカウントは、従来使っていたGmailのメールアカウントとは異なるものになるため、まずはいろいろな操作や使い勝手を試してみるといいでしょう。

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    管理コンソールからGoogleアプリボタン(1)をクリックした後、「Gmail」(2)をクリックすればGoogle WorkspaceのアカウントでGmailが利用できる

ただ、本格的にGoogle Workspaceを利用するとなった場合、アカウントが異なることもあってGmailの設定を一通りやり直す必要が出てくるほか、人によっては従来のアカウントのメールを新しいアカウントに移すなどの作業が必要になってくるかもしれません。

多少手間がかかることは確かですが、その分機能面での充実度は高まるのも確かなだけに、Gmailをより本格的にビジネス活用するならぜひ移行を進めたいところです。