Web版Gmailでは既に利用可能になっている「Google Meet」ですが、ようやくスマートフォンアプリ版のGmailにも実装されたようです。これでスマートフォンでもGoogle Meetのアプリをインストールする必要なく、Google Meetによるビデオ会議が使えるようになりました。
Google Meetに対応したGmailアプリは画面が従来と変化しており、iOS版、Android版ともに画面下部に「メール」と「ビデオ会議」の2つのタブが用意されています。そしてこれまで通りGmailを利用したい場合は「メール」のタブを選び、Google Meetを利用したい場合は「ビデオ会議」のタブを選ぶ形となります。
ビデオ会議のタブを選ぶと下のような画面になるので、ここで自らホストとなって新しい会議を始める場合は「新しい会議」のボタンをタップします。
画面下部にメニューが現れるので、「即席の会議を開始」をタップします。初めて会議をする場合はカメラやマイクなど必要な機能へのアクセス許可が求められるので、許可しておきましょう。
初期状態では参加者が自分だけなので、他の人を会議に招待するためのリンクが画面に現れます。ボタンを押してURLをコピーし、他のアプリで送信する方法もありますが、GmailでURLを送りたい場合は「招待状を共有」をタップします。
続いて共有メニューが現れるので、ここから「Gmail」を選びます。
するとGmailの送信画面が開き、URLを送信できます。写真はiOS版の手順になりますが、Android版でもインターフェースがやや異なるものの、同様の操作でGmailでのURL送信が可能です。
会議中の操作は、Web版Gmailやアプリ版Google Meetと基本的には同じで、画面下部のボタンを押すことで、左から会議の終了、ビデオのオン・オフ、マイクのオン・オフ、設定変更などにより詳細な操作ができるメニューの呼び出しが可能です。
そして、スマートフォンならではの機能として画面右上にある2つのボタンが挙げられます。左側のボタンはカメラの切り替えで、押す度にスマートフォンの前面と背面、それぞれのカメラの映像に切り替わります。通常は前面のカメラで顔を映して会話をし、手元の資料などを見せたい時などに、背面のカメラに切り替えるといった使い方が便利でしょう。
そして右側のボタンは、音声の出力先を変更するボタンになります。「スピーカー」を選ぶと本体のスピーカーから、iOSの場合は「iPhone」(Androidの場合は「電話」)を選ぶことで、通話用のスピーカーから音が出力されるようになります。通常は前者を利用し、後者は通話のみを利用する時に使うのがよいのではないでしょうか。
一方、他の人に招待された会議に参加する場合は「ビデオ会議」タブを選んだ後に「コードで参加」をタップします。
続いて招待された会議のコードを入力した後に「参加」をタップすると、ホストに会議に参加したい旨が通知されるので、ホストの承諾を得た上で会議に参加できます。
もちろん、この機能はタブレット向けのGmailアプリでも利用可能なので、スマートフォンで画面が狭いという場合はタブレットを活用するのがよいでしょう。スマートフォンやタブレットであれば、パソコンのように別途マイクやWebカメラを用意する必要がないので、追加投資不要でいつでもどこでも会議に参加できることから、ぜひ有効活用したいところです。