[テーブルとして書式設定]を使うと、罫線・塗りつぶしなどを使った表を簡単に作成することができる。今回は、この機能を使用して表を作成してみよう

書式設定する前の表

まず、テーブルとして設定したい範囲のセルを選択し、[ホーム]タブの[スタイル]-[テーブルとして書式設定]の▼をクリックし、表示された候補から、作成したいイメージにあったスタイルを選択する。今回は上から4行目、左から5番目の「テーブルスタイル(中間)5」をクリックする。

[テーブルとして書式設定]を選択

テーブルに変換する範囲が自動的に認識されるが、範囲が違っている場合には範囲を変更する。また、今回は1行目が表のタイトルとなっているため「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」のチェックをオンにする。

テーブル範囲を自動的に認識

範囲選択を解除し、設定を確認してみよう。単に罫線や塗りつぶしの設定が行われただけではなく、見出し部分に[フィルター]の設定が行われている。

テーブルに変換された表

フィルタ設定が行われている

さらに、下に長い表をスクロールすると、タイトルが見えなくなり、この項目はなんの項目だったか、わからなくなってしまうことがあるが、テーブルとして設定された表を下部にスクロールすると、通常なら、列番号のA.B.Cと表示されている部分が見出しに変化していることが確認できる。

スクロールすると、列番号が見出しに変化

テーブル範囲を選択していると、リボンに新たなメニュー[テーブルツール]の[デザイン]が表示される。テーブル範囲にセルが存在するタイミングでメニューは表示され、ここから様々な設定を行うことができる。今回は、[テーブルスタイルのオプション]の[集計行]をオンに設定してみる。テーブルの最下部に、数式の設定を行うことなく、集計した値が表示する。集計は合計だけでなく、平均やデータの個数など、ドロップダウンボタンで設定を変更できる。

[集計行]をオンに設定

データの最下部に集計行が表示される

このように、[テーブルとして書式設定]機能を使用すると、て独自で罫線や塗りつぶしの設定を行うことなく、見栄えの良い表を作成することができ、フィルタやタイトル行の設定が行えるなど、様々なメリットを得ることができる。是非使ってみて欲しい。