借入金50万円を2年で返済する場合の特定の回の元金返済額を求めるには、PPMT(プリンシプル ペイメント)関数を使用します。

PPMT関数は、関数の分類[財務]から使用します。

返済情報が入力された表

関数の書式

=PPMT(利率,期,期間,現在価値[,将来価値][,支払期日])

利率:ローンの利率を指定
期:元金支払額を求める期を指定
期間:ローン期間全体での支払回数の合計を指定
現在価値:ローンの現在価値、または元金を指定
将来価値:投資の将来価値を指定

支払期日:支払が行われる時期が期末の場合には0、期首の場合には1を指定。省略した場合には0と見なされる

使用例:50万円を2年で返済する場合の1回目の元金を求める

E7:=PPMT(E3/12,E4,E5*12,E6)

元金が表示

[利率]と[期間]は時間的な単位を一致させる必要があります。そのため[利率]は年率のため12で割り月単位に変換、[期間]は年単位なので12を掛けています。

PPMT関数ダイアログボックスの指定方法

PMT関数で計算した返済額と、元金から1回目の支払いの利息分を計算した結果が67円となっている。

この条件の利息が計算