条件を満たすセル範囲の平均値を求めるには、AVERAGEIF関数を使用します。今回は、試験を受験しなかったために点数が0点となってしまった受験生の結果を含めずに平均点を求めます。

ここでは、0点以外と設定するため、「<>0」と指定します。AVERAGEIF関数は、関数の分類[統計]から使用します。

試験結果の点数が入力された表

関数の書式

=AVERAGEIF(範囲,条件[,平均対象範囲])

範囲:検索条件を適用するセル範囲を数値で指定
条件:平均する対象となるセルを定義する条件を数値、式、セル参照、文字列で指定
平均対象範囲:計算対象となるセル範囲を指定。省略すると[範囲]ないのセルが使用される

使用例1:0以外の平均を求めたい

C13:=AVERAGEIF(C2:C11,"<>0",C2:C11)

0点以外のデータの平均が計算された

使用例2:合格者の平均を求めたい

合格点は80点以上となるので、条件は「>=80」。

C14:=AVERAGEIF(C2:C11,">=80",C2:C11)

合格者の平均が表示された