今回は、数値を漢数字/大字(だいじ)に変換する「NUMBERSTRING関数」の使い方を説明します。
数値を漢数字/大字(だいじ)に変換する
漢数字の大字(だいじ)は、漢字の書き換えなど、改ざんされないように使われます。具体的には、一、二、三、十などの漢字を書き換えられにように使用します。また、金銭を表記する際、改まった書き方をする、法的な文書などに使用します。法的な文書とは、会計・登記・戸籍などです。
請求書や見積書などに記載してある、請求金を漢字表示にしたい場合、手入力で漢字入力をしなおしている方も多いようですが、Excelには、数字を漢数字に自動的に変換してくれるNUMBERSTRING関数が存在します。この関数は、関数の一覧には表示されないため、キーボードから入力します。
関数の使い方
NUMBERSTRING関数を使用するには、漢字表記したいセルを選択し、数式バーからキーボードで直接入力します。
関数の使い方
関数の使い方は、
=NUMBERSTRING(数値,漢字書式)
となります。
操作方法は、
1.漢字表記したいセルを選択
2.数式バーに直接キーボードから「=NUMBERSTRING(I33,1)」と入力
数値:漢字に変換したい数値またはセルを指定
漢字書式:変換する漢字の書式を1~3の数値で指定
※数式バーで関数を直接入力する際には、日本語入力モードのひらがなモードを「オフ」に設定
3.[Enter]キーを押して式を確定
引数[漢字書式]を「1」と指定した場合、「請求金額」が漢数字で表示
引数[漢字書式]を「2」と指定した場合、大字(だいじ)で表示され、「3」の場合には、123が「一二三」と表示