現在の日付と時刻に対応するシリアル値を求めます。シリアル値とは、エクセル内部で時刻を表現するために使用している数値のことで、日付はシリアル値の整数部分に割り当てられ、時刻はシリアル値の小数部分に割り当てられています。
具体的には、日付は1900/1/1(日付)を1(シリアル値)として、1日経過する毎にシリアル値も1づつ増え、時刻は0時0分0秒を0(シリアル値)として、あとは1秒増える毎にシリアル値を「86,400分の1」づつ増やしていく。
NOW関数は、現在の日付と時刻をワークシート上に表示したり、現在の日付と時刻に基づいて値を計算したりして、ワークシートを開くたびに、その値を更新する必要がある時に使用すると便利です。NOW関数は、関数の分類[日付/時刻]から使用します。
出入時間を記録する表 |
関数の書式
=NOW()
引数がないが、()は必要。
現在の日付と時刻を調べる(NOW関数)
C1:=NOW()
現在の時刻を計算に使用する(NOW関数+INT関数)
C1:=NOW()-INT(NOW())
NOW関数で現在の時刻を表示し、書式設定で時刻に設定しても、時刻だけを計算に使用することができません。現在に時刻を計算に使用したい場合には、NOW関数とINT関数を使用して現在の時刻を取り出す必要があります。