作成した数式の結果がエラーになる場合、何もしないと、式の結果にエラーが表示します。エラーが表示されないように、指定した値を表示させるにはIFERROR関数を使用します。IFERROR関数は、関数の分類[論理]から使用します。
2012年と2013年の営業成績が入力されている表があります。達成率を計算するには、2012年の成績を2013年の成績で割り算します。しかし、2013年の営業成績に入力されている値が、0、あるいは空白が入力されている場合、序数が「0」であるという意味の「#DIV/0!」エラー値が表示されます。
エラー値「#DIV/0!」が表示 |
関数の書式
=IFERROR(値,エラーの場合の値)
値:エラーを調べる値を指定
エラーの場合の値:エラーの場合に表示させる値を指定
使用例1:エラー(「#DIV/0!」)の場合、「対象外」と表示させる
E4:=IFERROR(C4/D4,"対象外")
エラーの場合「対象外」と表示 |
使用例2:計算結果が「#VALUE!」エラーの場合、「対象外」と表示させる
引数が間違っている場合に表示される「#VALUE!」エラーが表示されている場合にもIFERROR関数で「対象外」と表示させることができます。