データを他のシステムからインポートした場合、使用しているパソコンでは印刷できない文字が含まれていたり、セル内の改行コードが含まれてインポートされてしまっていることがあります。CLEAN関数を使用すると、印刷できない文字を削除、セルの中の改行コードを削除したりすることができます。CLEAN関数は、関数の分類[文字列操作]から使用します。
なお、印刷できない文字は、7ビットのASCIIコードの先頭32文字(値0から31)です。
関数の書式
CLEAN(文字列)
文字列:印刷できない文字を削除するワークシートの文字データを指定
使用例1:セル内の改行を削除する
=CLEAN(B2)
式を最終行までコピーします。
Excelでは、セル内で強制的に改行を行いたい場合に、[Alt]+[Enter]で改行を行うことができます。この改行についても、CLEAN関数で改行を削除することができます。この改行コードは、CHAR(10)で表現されます。
使用例2:セル内の複数の改行を削除する
=CLEAN(B2)
セル内に改行が複数ある場合でも、この関数の設定ですべての改行が削除されます。