勤務表の出勤時間を月末に合計するには、SUM関数を使用します。SUM関数は、関数の分類[数学/三角]から使用します。

SUM関数は、指定した範囲の値を合計する関数です。Excelで最初に使用する関数と言っても過言ではないほど、基本的な関数で、ボタン一つで使用できるようになっています。

関数の書式

=SUM(数値1,数値2[,数値3,.....])

引数1:合計を求める数値を指定

引数2:合計を求める数値を指定

引数は255個まで指定可能

使用例1:1月の勤務時間を合計する

=SUM(G4:G18)

1月の勤務時間の合計を計算した結果

しかし、結果を見ると、若干問題がでています。SUM関数の使用方法はとても簡単ですが、今回のように時間計算で使用する場合には、注意が必要です。勤務時間の合計は、88時間なのですが、結果は16時間と表示されてしまっています。これは、表示形式が24時間で表示されるようになっているからです。今回は、88時間を24時間で割り、余りの16時間を表示しています。(88÷24=3 余り16)

[セルの表示形式]の[表示形式]

24時間以上の値を表示するには、セルの表示形式に「[h]:mm」とユーザー定義を作成します。[h]は、経過時間を時で表示するという意味です。

1月の勤務時間、88時間が表示

使用例2:離れた範囲の勤務時間を合計する

=SUM(G4:G8,G11:G15)

平日の勤務時間を合計