行を削除した場合、連番で設定したID番号は同時に削除され、欠番になってしまいます。今回は、行を削除しても連番を維持するように設定する「ROW関数」の使い方を説明します。

削除前の会員名簿

2行目を削除した会員名簿

ROW関数は、指定したセル参照の行番号を求める関数です。ワークシートの左隅のセルを1とし、順番に数えた数値が値として表示されます。今回は、行を削除しても連番を維持するようにROW関数を使用して設定します。使用する会員名簿のリストは、1行目がタイトル行になっていますので、実際の行番号から「-1」した数値を番号として使用します。ROW関数は、関数の分類[検索 / 行列関数]から使用します。

関数の書式

=ROW(参照)

使用例1:2行目からID番号を開始する

=ROW()-1

本当の行数は2だが、タイトル行があるので「-1」

使用例2:4行目からID番号を開始する

=ROW()-3

本当の行数は2だが、タイトル行があるので「-3」