今回は、生年月日から年齢を自動的に計算する方法に使用する関数「DATEDIF関数 / TODAY関数」の使い方を説明します。

DATEDIF関数は、開始日と日付計算を行う際に良く使う関数なのですが、Excelの関数ライブラリの一覧には掲載されていません。そのため、使用する場合、直接、式を入力します。関数ライブラリには存在しませんが、分類は[日付/時刻]関数となります。

年齢が空白になっている会員名簿

関数の書式

関数の使い方は、

=DATEDIF(開始日,終了日,単位)

=TODAY()

となります。

DATEDIF関数の単位の文字列の一覧は次のとおりで、文字列を""(ダブルコーテーション)で囲んで指定します。

単位 意味
Y 期間内の満年数
M 期間内の満月数
D 期間内の満日数
MD 1ケ月未満の日数
YM 1年未満の月数
YD 1年未満の日数

入力方法

操作方法は、

1.結果を表示したいセルを選択し、直接入力(日本語変換がオフになっている状態)で、キーボードから「=」を入力、引き続き関数を入力する

「=da」と入力すると関数の候補が表示されるが候補に表示されない

2.会員名簿には生年月日が入力されているので、「開始日」にはそのセルを使用。「終了日」は、今日の日付を使用するためTODAY関数を使用する

3.入力する式は、「=DATEDIF(D2,TODAY(),"Y")」

開始日:開始日をシリアル値、日付を表す文字列、またはセルを入力(D2)

終了日:終了日をシリアル値、日付を表す文字列、またはセルを入力(今日の年齢を計算するため、TODAY関数を使用)

単位:変換したい書式記号を""(ダブルコーテーション)で囲んで指定("Y")

「=datedif(d2,today(),"Y")」と入力

4.式を確定する

入力された式は

=DATEDIF(D2,TODAY(),"Y")

E2に完成した式を、会員名簿の最終行までコピーし、会員の現在の年齢を表示します。今回は、年齢計算を行いましたが、入社日から、ある一定期間までの勤続年数を調べるという際にも良く使用する関数です。

年齢が自動的に表示された会員名簿