前回、会社名や請求月といったキーワードで絞り込んで、Microsoft Excelにまとめられた請求先データや請求金額データを取り出す方法を説明した。今回は、これまでに作ったスクリプトをまとめ、会社名と請求月をキーにして請求書を自動生成する方法を説明する。Microsoft Excelで作成された請求書テンプレートなどから自動的に該当月請求書を作成する方法として参考になる方法だ
連載「PythonでExcel作業の効率化を図ろう」のこれまでの回はこちらを参照。
請求先と請求金額データをはめ込む
今回は、次のような請求書テンプレートを用意した。「ソーシャル メディア、ドキュメント、デザイン用の無料テンプレート | Microsoft Create」から「税の計算を含むサービス請求書.xlsx」というファイルをダウンロードし、自社の情報を入力した状態のファイルだ。
このテンプレートファイルの請求先と請求金額に値をはめ込めば請求書になる。データを取り出す部分はこれまでの連載ですでに作ってあるので、それらをマージしてスクリプトを作る。