Evernoteのノートはさまざまな条件から「並べ替え」を行うことが可能です。そして、この並べ替えのルールを活用することで、「常に見たいノートが常に目に入る状態」など、状況に応じてノートの表示順を見やすくできるようになります。
ノート並べ替えの5種類の方法
Evernoteでのノートの並べ替えのルールは、現状5種類存在しています。
- 題名
- 作成日
- 更新日
- ソースURL
- サイズ
実際のところ、よく使う可能性があるのは上から3つくらいですが、例えば「サイズ」で並び替えれば、容量が大きなファイルをEvernoteに保存したことが確実にわかっている状態で目的のノートの探す時に多少役立つかもしれません。
私は基本的に「作成日」でノートを並び替えるようにしていますが、この「作成日」をうまく使うことで、「常に見たいノートが常に目に入る状態にしておく」ことが可能になります。
ノートの日付を変更する
ノートの「作成日」は新しくノートを作った時に、ノートの「更新日」はノートの中身を編集した時に、それぞれ自動で設定されるものです。
ただし、この日付は自分の手で簡単に変更することが可能です。
まず、「表示」設定から「ノートの情報を隠す」という設定になっている場合はそれをONにすると、作成日時と更新日時が現れます。
そして、作成日を未来に設定し、ノートの表示順を「作成日順」にすることで、目的のノートが常に目に入るようにしておけるわけです。
この方法が便利なのは、例えば、毎日行うことの「チェックリスト」や「クレド(信条や行動指針を簡潔に記したもの)」といった「常に目に入るようにしておきたいもの」をEvernoteに保存する時です。
こうした「常に見たいもの」はEvernoteの中に入れておくと、自然に見返す頻度も高くなり、非常に便利です。
しかし、ただ何も考えずにノートにそうしたものを記録しておいても、いつのまにか他の多くのノートに紛れ、いつのまにか見返さなくなってしまいます。
「常に見たい」専用のノートブックを作るという方法も有効ですが、私の経験上、そうしたノートブックは段々と「見返す」頻度が下がっていきます。一手間かかるだけなのですが、慣れれば慣れるほどこうした一手間がどんどん面倒なことになってきます。
そうならないために、ノートの「日付」を手動で変更し、よく見たいノートを常に一番上に表示させてしまうのです。
五藤隆介(ごとう りゅうすけ)
1980年愛知県生まれ。愛知県在住。
ブログ「goryugo, addicted to Evernote」主宰。「ライフログ」をキーワードにEvernoteにすべてを記録することの試行錯誤とその成果などをブログで公開中。
ブログメディア「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」にも寄稿中。
著書『たった一度の人生を記録しなさい -自分を整理・再発見するライフログ入門-』が2011年9月30日に発売予定。
筆者ブログ「goryugo.com」、ツイッターのアカウントは