クリスマスというと、寒い時期という印象があります。実際、日本の大部分では寒いわけですが、人口200万人をこえる大都市では、どこが寒いのか。なんとなく調べてみたので、理由も踏まえてお知らせいたします。
11月が終わると、世の中は完全にクリスマス&お正月になりますな。クリスマスは西洋の文化ですが、日本では本当に定着しており、サンタクロースの数では、サンタクロース村があるフィンランドより日本の方が多いんじゃないかという勢いでございますな。元祖とされる子どもたちの守護聖人「聖ニコラウス」は、トルコの人らしいですけどね。ほっほっほーー!
さて、クリスマスといえばセットで雪景色です。サンタクロースは北極の住民で、雪そりをトナカイに引かせてやってくることになっています。また、トナカイ(北米ではカリブー)は、シカの仲間ですが、オスもメスも立派な角があることで知られており、北極圏付近に分布しています。寒い地域の生き物なのですな。雪の上でもずんずん歩けるので、家畜としても重宝されてきたそうです。
12月は夏なオーストラリアではサンタクロースは国技であるサーフィンしてやってくるというのはおいておいて、まあクリスマスは寒いということになっているわけでございます。なんか暖炉とか似合うし、モミの樹も基本寒冷な地方に分布しているし、クリスマスは寒い。寒いはクリスマス。ということでよろしいかと存じます。
じゃあ、クリスマスってどれくらい寒いのかということです。もちろん、日本でも北海道の内陸部とか、富士山のてっぺんとかに行けば、めちゃくちゃ寒いわけですが、いやその大勢の人が住んでいるところ、大都市ではどうなのかということで、ちょっと調べてみました。
まず、世界の大都市を並べてみます。都市圏人口とか、市域人口とかいろんな統計があって、たとえば東京は、国連推計で関東地方一帯が東京圏として人口3700万人とかいうことになっています。一方で東京都は1400万人、23区内は970万人(東京都公式)ということでございます。どれを採用したらええんやろという感じですが、まあ大きいところにあわせますね。ちょっと古いのですが国連の都市化レポート2018年版によると2018年時点の世界の大都市というとこんな感じです。
- 東京
- デリー(インド)
- 上海
- サンパウロ
- メキシコシティ
- カイロ
- ムンバイ
- 北京
- ダッカ
- 大阪神戸京都
- ニューヨーク
- カラチ
- ブエノスアイレス
- 重慶
- イスタンブール
- コルコタ(カルカッタ)
- マニラ
- ラゴス
- リオデジャネイロ
- 天津
えーっと、ニューヨーク以外クリスマスっぽいところがないのですが。いやいや、リオデジャネイロといえばキリスト像が有名ですし、フィリピンはほとんどがキリスト教の国なので失礼で勝手な話ですけど。イメージ違う……気がする。
えーっと、それっぽいところで20位以下だと、ロスアンゼルス(23位)、モスクワ(24位)、パリ(28位)、ロンドン(37位)、シカゴ(39位)でございますな。
はい、では、12月の最高-最低気温を見て参りますよ。参照はclimate-data.orgでございます。
あれ? 南半球のリオデジャネイロやブエノスアイレスでも、そこまで暑さがきつくない。一番は、アフリカのラゴスやインドのムンバイで、さすがに暑そうです。
一方で、モスクワはさすがの厳冬ですが、北京や天津が寒い。パリやロンドンより寒い。日本もなにげに寒い。そんでロサンゼルスが暖かい。上海もおもったほど暖かくない。
うーん、人口が多いのは中国やインド、南の方の国々なのでクリスマスは寒くないと言いたかったのですが、なんともいえない感じでございます。やっぱりクリスマスは寒かったり涼しかったり思いながら過ごす人々が世界の大都市の標準っぽいです。しかし、ロサンゼルスええな。過ごしやすそうやなあ。調べてみると思わぬことがわかってくるものでございますな。
地球の温暖化などいろいろいわれていますが、やっぱりクリスマスは寒い時期というのは、おおざっぱにはあたっているようです。
AIに聞いてみたらどうなのか?
こういうのを調べるの結構たのしいのですが、AI Chatに聞いたら早いんじゃね? と思ってみたら、私の1時間の苦労を、わずか30秒で教えてくれました。
Microsoft Bing Chat(現Microsoft Copilot)で「世界の人口の多い都市の人口と、クリスマスの最高気温と最低気温を、人口の多い順に30カ所おしえて。」としてみました。以下がその結果となります。微妙に順番がよくわからなっかったり、どうなんだろいうというデータですが、ちゃんと目的は果たしていますね。ソウルも寒いですな。これからは活用しようかしら。