体重計の電池が切れていたので、電池を入れ直して一年ぶりくらいに体重を量ってみたらあり得ない数字が出たので新しい体重計を買い直そうと思い、最後に2Lペットボトルを試しに量ってみたところ寸分の狂いもない数字が表示され、狂っていたのは体重計ではなく私の自己管理能力だということに気付きました。生きるのがつらい。まずりんです。さて、「デザイナー哀の劇場」、第6回は多すぎる原稿量に関するエトセトラです。
リーフレットやチラシ、雑誌広告など、これまで色々な案件に携わってきましたが、実際、この紙面のサイズに対して原稿量多すぎ!!という案件は多いです。逆に文章が少ないときはビジュアルを入れて間を持たせることができるのですが、多すぎる場合は本当に厳しい。そういう時はこの紙面で本当に伝えたいことは何か、外せない情報はどれかをクライアントと相談し、必要要素を抜き出して構成を作ります。情報を盛りだくさんにしたいクライアントは多いのですが、やっぱり読む立場からすると、情報が多すぎて読む気すら失いますからね…。
クライアントとのやりとりは「記録」すべし
また、クライアント様から支給された原稿・資料を読んでいると、様々な矛盾点や疑問点がわいてくることもあります…。そういう場合はきちんとクライアントに確認を取りましょう。特に商品の表示に関する事の場合、最近は虚偽表示に関しての規制がかなり厳しいので、気付いた事は必ず確認を取った方がよろしいです。その場合、メールなど文書で記録されるもので確認をとること。電話や打ち合わせで確認すると、後から言った言わないの問題になる可能性があるので、重要な件は必ず文書として残しておきましょう。クライアント様から来た赤字や内校赤字も、万が一事故が起こってしまった時の原因究明に必要なものになりますので、こちらも案件終了から数カ月は残しておいた方が安全です。
ちょっと話が逸れましたが、クライアントの言いたい事を見る人にうまく伝えるというのがデザイナーの仕事だと思いますので、わかりにくい物事もがんばってわかりやすいデザインにアウトプットしましょう!資料を読み込むうちに、クライアントよりその物事に詳しくなっちゃうということもありますよ!ファイト!
まずりん
デザイナー/マンガ家/イラストレーター。モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト「モアイ」(講談社)で「独身OLのすべて」を隔週連載中。「オモコロ」でも不定期でマンガを寄稿している。2014年3月下旬には「独身OLのすべて」が単行本として発売される予定。
※この漫画はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。