Chromebookは単機能デバイスとして特にテレワークや文書閲覧などに特化した使い方が便利だ。WindowsやMacと比較すると汎用性は低いが、価格が廉価であるため手軽に入手できる。iPadと比較した場合は価格面で優位性があり、特定の用途向けのデバイスを調達するにはよい選択肢となる。今回はその辺りを取り上げる。→連載「Chromebookはビジネスでどこまで使えるか?」のこれまでの回はこちらを参照。
廉価で特化したツールにできるところがChromebookの強み
これまで何度も取り上げてきたように、Chromebookは特に単機能用のデバイスとして活用する時に力を発揮する。テレワークをしているなら、オンライン会議専用デバイスとして使うというのが特徴的な使い方といえる。
WindowsやMacは汎用性が高く、性能も高いモデルが多い。その分、価格も高価になる。一方、Chromebookは値段が廉価で入手しやすい。反面、WindowsやMacよりは汎用性が低い。Chromebookで、WindowsやMacでできることをしようとすれば何とかなるものの、WindowsやMacほど汎用的に使えるかといえばそんなことはない。
こうした特性を加味すると、Chromebookは特定の用途に特化したデバイスとして活用すると、その価値を最大限に享受できる。タブレットのように小型なモデルも多いので、収納時も邪魔になりにくい。必要なときにサッと取り出して使い、終わったら片付けてしまう。そんな使い方がしやすいデバイスだ。
タブレットデバイス、例えばiPadとの違いはやはり価格だ。ChromebookはiPadと比較すると、廉価に入手できることが多い。特定の用途向けのデバイスを調達するならChromebookがよい候補になる。