2018年10月16日~19日にかけてCPS/IoTの総合展「CEATEC JAPAN 2018」が千葉県・幕張メッセにて開催される。今年は725社/団体が1786小間で出展し、4日間の会期で合計16万人、1日あたり4万人の来場を目指す。
今回の出展傾向について、CEATEC JAPAN実施協議会ディレクターの吉田俊氏は、「725社中、新規出展は345社/団体。また、大学および研究機関出展者の数も162社と、過去最高を更新。これまでのCEATEC JAPANは、大きな企業が出展者として情報を発信する、という印象が強かったが、それに匹敵するくらいのパワーをスタートアップや大学などからも感じてもらえるのではないか」と、小さくても存在感のある企業などが増えてきていることを強調した。
また、主催者企画のIoTタウンについても、ローソンやライオン、三菱地所など8社が初出展であることに触れ、「まさに名称のごとく、町のように、実際の生活シーンでIoTがどのように活用されるのか未来を感じてもらえるのではないか」とし、IoTを通じて、社会がどのように変わっていくのかを見てもらいたいとした。
さらに、IoTの普及に伴う対象とする産業分野の拡大についても言及。モビリティ、スマートファクトリー、エネルギー、ヘルスケア、エンターテインメントなど、エリアを分けることで、その話題を知りたい来場者とソリューションがマッチングしてもらいやすくなったと思っているとしたほか、電子部品/デバイス&装置ゾーンについても、電子部品を使うことで、そこから社会がどのように変わっていくかを見せる展示内容に変化してきていることを強調。「テクノロジーを見せるのではなく、テクノロジーを社会がどう変えていくのかを見せることを表現している様子。それによって社会がどう変化していくのかを見てもらいたい」とする。
なお、2019年には20周年を迎えることもあり、同氏は「2年目をしっかりと成功させて、来年20周年目の節目に、新しい挑戦ができる年にしたいと考えている。そのためにはわかての 力も活用していきたい。Society 5.0は2030年、2050年の未来を示したもの。若手がテクノロジーを活用していく未来をCEATEC JAPANとしても応援していければ」と、来年に向けた抱負も語ってくれた。
また、CEATEC JAPANは、あらかじめPCやスマホなどから入場登録をしておけば、当日入場券(一般1000円/学生500円)を購入することなく無料で入場できるので、同展示会に行ってみようと思う人は、事前登録を行っておくことと良いだろう。