この記事は、バラクーダネットワークスのテクニカルマーケティングエンジニア、ベン・バートル(Ben Bartle)による投稿です。

職場でのソーシャルメディア利用の是非は以前から活発に議論されてきたトピックであり、賛否両論があります。

たとえば、生産性とセキュリティの点から、職場でのソーシャルメディアの利用は制限するべきだという強い反対意見があります。先日、ソーシャルメディアの利用をこの点から考察した統計を目にしました。興味深いデータなのでご紹介しましょう。。

さらに、次のようなツールも見つけました。Facebookのためにこれまで消費した時間を測定できます(筆者は6年間で30日もFaceBookに使用していました。皆さんも是非試してみてください)。

もちろん、賛成意見もあります。

ソーシャルメディアは、宣伝広告やリアルタイムマーケティングの手法として多くの企業で活用されています。さらには、職場でのソーシャルメディアの使用を禁止すると、実際に社員のモラルが低下するという指摘すらあるのです!

では、例として筆者の経験をお話ししましょう。筆者がFacebookを始めたのは、友達と写真を共有したいと思ったことがきっかけでした。その後、昔のクラスメート、遠くにいる家族や親戚、海兵隊員時代の仲間とつながる手段として活用してきました。現在では、ライフイベントのシェアや旧友との連絡に使用しています。しかし、たとえば「友達」がオンラインで販売しているビタミン剤やキャンドルの宣伝を読んだ後などには、「時間を無駄にしてしまったなぁ」と後悔することがあります。また、「友達」が楽しんでいるゲームの農場に牛が必要だなんて、どうでもよいことですし知りたくもありません。レーザーポインタを追いかけるネコの動画にもうんざりです。

実際のところ、賛成か反対か、いずれか一方に決めるのは難しいのではないでしょうか。ソーシャルメディアは諸刃の剣です。つまり、正しく使えばビジネスの強力なツールになりますが、誤った方法で使用すると生産性に重大な影響を及ぼす可能性があります。さらには、ID盗難、フィッシング、データ流出、生産性低下、マルウェア感染、悪意のあるリンク、ソーシャルエンジニアリング、スキャム、スパムなど、さまざまな脅威にユーザや企業がさらされる危険が潜んでいるのです。

バラクーダネットワークスのお客様も、このような脅威に対して不安を募らせています。しかしその一方で、ソーシャルメディアへのアクセスを全面禁止するのではなく、適切な方法で管理および監視するという方向へと向かうお客様も増えています。このアプローチを成功させるカギは、マイナス効果を最小限にとどめると同時に、ソーシャルメディアをビジネスで活用する方法を模索することにあります。

バラクーダネットワークスのソリューションがあれば、職場でソーシャルメディアへのアクセスを許可しながら、仕事に関連しないアクセスを制限することが可能です。たとえば、企業の最新情報の投稿は許可するが、ゲームへのアクセスは禁止する、といった設定を行うことができます。バラクーダネットワークスは、ソーシャルメディアの制御に関するホワイトペーパー(PDF)をリリースしていますので、こちらからダウンロードしてください。

最終的に、Facebookなどソーシャルネットワークサイトへのアクセスを許可するかどうかは、企業ごとの判断になります。それぞれの企業はガイドラインとなるポリシーを設定し、それを実施します。バラクーダネットワークスが提供するセキュリティアプライアンスなどのテクノロジは、このようなポリシーの実施において威力を発揮します。

職場でのソーシャルメディアの利用について、どのような意見をお持ちですか?

ベン・バートル(Ben Bartle)は、コンテンツセキュリティグループのテクニカルマーケティングエンジニアとして、Barracuda Web Filter、Barracuda Spam Firewall、Barracuda Web Security Service、Barracuda Email Security Serviceを担当しています。ベンとLinkedInでつながりたい方はこちらからどうぞ。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年3月3日 Don’t be afraid of Social Media in the workplace を翻訳したものです。

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』3月25日付の記事の転載です。