Barracuda Data Protection Plusイニシアティブは、データの可用性、アクセス性、生産性を最大限に高めることを目的に設計されています。このイニシアティブで対象となるデータには、企業のワークフローで処理するデータがあります。これには、署名が必要なドキュメントやバックアップが必要なミッションクリティカルなデータなどが含まれます。では、ワークフローで処理されないデータや使用されていないデータについてはどうでしょうか。

ガートナーは、「ダークデータとは、企業が通常業務において収集、処理、保存した情報資産の中で、他の用途に使用されていない情報」と定義しています。

これには、古いメールメッセージだけでなく、古い顧客情報、ネットワークログファイル、昔の営業プレゼンテーションなどが含まれます。

ダークデータとは、忘れ去られ消去されずに残っているデータだけではありません。コンプライアンス目的に保存されているデータや、将来役立つだろうと思った誰かが保存しているデータも存在します。「いつかビジネスインテリジェンスを得られるかもしれない」と期待し、経営幹部やIT部門が保管しているデータがあるかもしれません。保管の目的はどうであれ、このようなダークデータには管理とセキュリティ保護が必要です。

ダークデータへの不正アクセスには、次のようなリスクが伴います。

ビジネスインテリジェンス:機密性の高い情報が競合他社に渡ったり、一般に公開されてしまう危険があります。
法務:支払記録や患者データなどの機密情報が悪用される危険があります。
風評被害:特に企業にとってマイナスのデータが流出した場合、企業は大きな被害を受けます。
機会費用:大きな価値をもたらすダークデータが紛失または窃取された場合、企業はその機会を失うことになります。

このように、評価されていない未知のデータには、未知のリスクが潜んでいます。

では、ダークデータの取り扱いを改善する方法をいくつか挙げてみましょう。

  • データの棚卸しを行い、潜在的なリスクを評価して、セキュリティとリスクの監査を行います。価値よりもリスクが大きいデータを削除します。
  • データを暗号化します。
  • データ保持/廃棄ポリシーをレビューし、ポリシーに沿った方法でダークデータを管理します。

バラクーダネットワークスのData Protection Plusでは、包括的なプランの一貫としてダークデータを管理します。

Data Protection Plusの可用性:クラウド環境とオンプレミス環境において、保存/アーカイブ/バックアップされたデータを迅速かつ効率的に検索します。
Data Protection Plusのアクセス性:ダウンタイムやデータ復旧時にも、重要なデータへのアクセスを維持します。
Data Protection Plusのモバイル性: あらゆる場所やデバイスから情報に迅速にアクセスできるので、生産性を最大限に高めます。
Data Protection Plusの生産性:複数のロケーションやプラットフォームにおいて、ファイル共有、電子署名、シームレスなコラボレーションを実現します。
Data Protection Plusの情報管理:ファイル/メッセージアーカイブ、Eディスカバリ、PSTファイルを管理します。

バラクーダネットワークスのストレージ担当GMであるロッド・マシューズ(Rod Mathews)が、Barracuda Data Protection Plusの全体像を解説しています。

Barracuda Data Protection Plusソリューションをデータの管理と保護に活用する方法については、こちらをご覧ください。Data Protection Plusは、お客様の環境でお試しいただけます。こちらから30日の無料評価をお申し込みください。

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※本内容はBarracuda Product Blog 2015年6月10日A closer look at dark dataを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』7月1日付の記事の転載です。