バラクーダネットワークスは、Barracuda Mobile Device ManagerによるAndroidデバイスのサポート開始を発表しました。プレスリリースはこちらをご覧ください。今回のサポートにより、Androidを利用する何百万人ものユーザを対象に、Barracuda MDMのモバイルセキュリティおよびデータ保護機能を提供できるようになりました。
Barracuda MDMは昨年提供が開始されたiOSデバイス専用のサービスです。したがって、バラクーダの優れたデータ保護サービスを利用いただける企業はほんの一部であり、それ以外の企業の皆さまには提供できない状況が続いていました。現在、BYOD(私物デバイス)を許可する企業は多数あり、Androidデバイスもよく使用されています。つまり、モバイルOSが混在する環境、Androidのみの環境、Androidデバイスを持つゲストユーザをサポートするiOS環境などが存在するわけです。今回のサポート開始により、このようなモバイル環境でも、次のようなBarracuda MDMの多彩な機能を利用いただけるようになりました。
- デバイス設定
- ネットワークアクセス
- アプリケーション管理
- 情報漏えい対策
- リモートからの監視とサポート
では、「場所や時間を問わない」アクセスをユーザに提供するシステム管理者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
Barracuda Mobile Device Managerは、Barracuda Cloud Controlからアクセスできます。システム管理者は、管理対象デバイスと従業員の私物であるスマートフォンやタブレットの両方を、Webから一元的に管理および監視できます。企業ネットワークの安全な環境でデバイスを使用できるだけでなく、WiFi、VPN、メールなどの設定によりネットワークリソースに安全な方法でアクセスできます。
システム管理者は、Webインターフェイスから、次のように多彩な機能にアクセスできます。
- デバイスのセキュリティポリシーの設定
- 証明書の配信
- アプリケーションの導入と監視
- デバイス機能の管理
- 安全な方法でのドキュメント送信
- モバイルデバイスのリモート管理/監視
- ネットワーク/コンテンツセキュリティポリシーのモバイルデバイスへの適用
職場でのモバイルの使用は、間違いなく今後も増加を続けるでしょう。ガートナーは、2015年末までに、情報労働者の60%がモバイルデバイスを使ってコンテンツアプリケーションとのインタラクションを行うと予測しています。さらにDeloitteは、モバイルしかない作業環境の出現を予測しています。いずれの場合も、Barracuda MDMがあれば、BYODプログラムも安全な方法で実施することができます。
Barracuda Mobile Device Managerは、バラクーダネットワークスのユーザの皆さまに無償で提供されます。詳しくは、こちらのプレスリリースとこちらの技術ドキュメントをご覧ください。
※本内容はBarracuda Product Blog 2015年3月20日Barracuda Mobile Device Manager now supports Androidを翻訳したものです。
クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)
本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』2月27日付の記事の転載です。